ドラム

Beyond Shimano Flamed Maple Snare BS1055F

 国産、もとい、国内メーカーの主力スネアって、中古だと2まんえんくらいになるんだよね。衝動が押さえきれないワタクシ。

 ということで、また買ってしまった。

 ビヨンド・シマノは、愛知県の島野一郎氏が興したガレージ・メーカー(失礼)だ。愛知って楽器関連の会社が多いね。タマ、サカエ楽器(ヤマハドラムは総てここのOEM)、タカミネ、ヤイリ、寺田楽器(アコギのOEM)、松岡(クラシックギター)、キクタニ(ケースとか)、スズキ、などなど。パールの工場が台湾に移転しているから、国産ドラムのほとんどは愛知で作られている、のかな。

 現在、島野氏はメイペックス(MAPEX)、アクシス、エイヨットなどの代理店をやっている。

 90年代にビヨンド・シマノというブランドで、スネアやヘッドの販売が開始された。最初に出たのは、ワタクシの記憶だとビーチ材のシェルで、中に十字のバーが入ったモノだ。外装は当時すたれていたセルロイドっぽいカバリングで、ちょっと欲しかった記憶がある。また、クロム製(クロムメッキ?)のスネアサイド・ヘッドがあり、ワタクシも試したのだがレモとそれほど変わらなかった。その後、メイプルなどのスネアを出していたが、あまり売れなかったのかあまり名前を聞かなくなったが、最近になってまた見かけるようになった。

 某ドラムショップで購入したこのスネア、シェルは薄目のメイプルだ。USA製ということなので、ケラーかどっかのOEMだろう。フープはプレスの2.3mmで、テンションは10本。ラグはちょっとソナーのフォニックに似ている。スイッチはダイキャストの重いモノだ。スナッピーは、パールかな。うんちく系ショップなので、ちゃんとメンテしてあるね。グリスアップもされてるし。でも、ばらすのがワタクシだ。

 はい。ばれました。ラグを止めるネジにワッシャーが2枚入っている。1枚はスペーサーだな。ちょっといただけない。ラグの内部構造はソナー・フォニックと同様の、上下のナットの間にスプリングが入るという大昔のタイプだ。いつものように、シェルのコーティングはブリス、金属部品にはクレ・スーパーポリメイト。各部をグリスアップ。エッジにはろうを塗布。はいできあがり。

 では叩いてみましょう。あー。なんかフツー。

Beyond Shimano Flamed Maple Snare BS1055F
(ビヨンド・シマノ フレイム・メイプル・スネア)
 サイズ:   14×5.5
 シェル:   メイプル 5プライ 6mm
 カラー:   フレイム・メイプル ワインレッド・ラッカー
 フープ:   スチール・プレス 2.3mm 10テンション
 スイッチ:  両側調整
 スナッピー: 20本 メッキ 内面当たり
 ヘッド:   打面 レモ・コーテッド・アンバサダー
        裏面 レモ・スネアサイド
 年式:    00年代

とらとら。

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Last Update : 2002/04/11