ドラム

Stave Bubinga Hybrid Jazz Kit

 ステーブ・ブビンガのセットを持っている。もともと、キックは16インチだったのだが、18のキックを作ってしまったので、16のキックが余った。この18のセットは防音室に常駐しており、ここからタムとフロアとを持ち出して16のキックと組み合わせれば、もちろん使える。あたりまえだ。しかーし、そんなめんどうなことをするとは思えない。売ってしまおうかとも思ったが、もともとの値段はけっこう高いのに、キック単品ではおそらくたいしたおかねにならない。じゃ、タムとフロアを買って、独立したセットにしちゃえと思った。って、そんなにセットがいるのか、どーせ使わないでしょ、といったツッコミは控えてほしい。

 ということで国産各社のカタログを眺めると、TAMAのSilverstarというのが良さげだ。一応オールバーチで似たような色のラッカーフィニッシュがあり、なにより安い。4まんえんくらいかな。これにしちゃおうかと思っていた。

 そんなある日、某オークションにパールのVISION VMXという中級機のジャングルキットが出ていた。これが画像は悪いし、欠品はあるし、そもそも商品名が明記されていない。ドラムって、シェルに商品名が書いてないことが多いんだよね。ドラムを知らないヒトが出品している、安く落とせるパターンだなと思ったら、やっぱり安く落とせてしまった。欠品となっていたパーツを買ってキックを売り、ケースを売ったら、差し引きほぼゼロでタムとフロアが残った。

 VMXは、2015年現在ではVMLというシリーズに移行している。VMXはメイプル胴だったが、VMLはメイプル+ポプラになった。ジャングルキットは、16x14BD, 10x8TT, 14x12FTという構成。こういう小口径キットが各社から出ているが、どんな人が使うのだろうか。

 はい、いらっしゃいました。色が合わないので、定番のカッティングシート、サンゲツ・リアテックのブビンガを貼った。しかし、こんな値段でオールメイプルできれいなラッカー仕上げなんだよね。ドラムもデフレだよな。そして、タムホルダーはジブラルタルに変更することで、パール臭を消した。キックのフープは、変な焦げ茶だったので、新に無塗装のものをUSのネットショップで購入し、着色した。改造はこれだけ。ヘッドはワタクシの定番であるCSだ。

 では、叩いてみましょう。あー。なんかフュージョンチックな音だな。10のタムってそうなりがちだよね。フロアは少しミュートすればこれでよし。キックはいいカンジだ。インダルスではパワー感が試せなかったので、オリオン・ジャズで確認しよう。

 さらに、12のタムを入手し現在に至る。

 思ったよりルックスがいいので、使っていってみようかな。

Stave Bubinga Hybrid Jazz Kit
 (ステーブ・ブビンガ ハイブリッド・キット)
 シェル:
  キック   ステーブ・ブビンガ 10mm
  タム    メイプル 6プライ
  フロアタム メイプル 8プライ
 カラー:
  キック   ナチュラル(セミグロス・ラッカー)
  タム    サンゲツ・リアテック ブビンガ
 フープ:
  キック   メイプル
  タム    スチール・トリプル・フランジ 1.6mm
 サイズ:
  キック   16×13
  タム    10×8, 12x9
  フロアタム 14×12
 ヘッド:
  キック   アクエリアン・ジャックディジョネット
        / レモ・パワーストローク3・コーテッド
  タム    レモ・CS / レモ・CS

 色は合っているような合っていないような。

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Last Update : 2003/05/25