ドラム

S2000 Mini Jazz Kit

 S2000に積むことを目的としたセットを作った。

 最初のアイデアは、ブビンガ風セットを廃止し、14フロアをキックに改造し、10タムに加えて13のタムを入手してフロアにするというものだった。そうすると、14BD, 10TT, 13FTのキットになる。しかし、14フロアを眺めていると、キレイに仕上がっているのでもったいないなあ、と思うのだった。さらに、13のタムを某オクで張っていると、VMXの12タムが出てきた。この12をフロアにするというアイデアもあったが、これをタムにすればVMXで10,12TT, 14FTが揃う。SONOR Phonicの10タムが欲しいのだが、なかなか出てこない。じゃあこのVMXのタムセットにPhonicのキックでもセットとしてはいけるよな、ってなことで、VMXの12タムを入手した。ということでブビンガ風セットは温存し、入手した12タムは正規メンバーとなった。

 しかし、VMXの13タムや14フロアがそう簡単に入手できるハズもない。まあ、なんでもいいじゃんってカンジではあるのだが、ラグの形状がバラバラなのはかっこ悪い。VMXのラグは、2点止めなんだけど、アーチ状になっていて空間があるタイプ。このラグに近いのがEXRという輸出用のキットに付いており、それの13TT, 16FT, 22BDがハードオフにジャンクで出ていた。そこで、部品取りにと13TTと16FTを買って来た。そして某オクでBXというバーチの14TT(14x12)を入手した。で、13フロアはこのEXRでいいやということにした。ここまでで、相当に時間がかかっている。

 では、加工にはいろう。13FTのEXRは廉価キットなので塗装されていない。なので、カバリングをはがしてクリアを吹き、サンゲツ・リアテックを貼る。パーツは磨いて取り付ける。レッグ・ブラケットは、部品取り16FTのものだ。ヘッドは個人的定番のCSだ。

 14BDのBXは、ウッドフープをDrummaker.comで入手した。フックはパール。外装はリアテック。内面はプロラインなのでちゃんと塗装されておりそのまま。タムホルダーは、元々付いているBT-3をそのまま流用し、フローティング用のBT-3を別途取り付けた。レッグブラケットはジブラルタルのSC-STL4とし、レッグはDrummaker.comの安いヤツにした。ヘッドは打面にレモのエンペラーX、前面はレモのスエードとした。ミュートはソナーの帯ミュートにしたのだが、チューニングが難しい。ピッチやら帯ミュートの量やらを調整し、まあこんなものかなというところに留め、使いながらやっていこう。

 さて、S2000に載るでしょうか。はい、載りました。10タムは助手席足下、キックと13タムが助手席、その他はトランクだ。けっこうギリギリだね。

 ではライブで使ってみましょう。キックのチューニングはかなり試行錯誤したが、まずますまとまった。10タムはなかなかいい。しかし、13タムがイマイチ決まらない。安いバスウッドだからなのかレンジなのか。VMXの13が出てこないかなあ。ワタクシの基本は表裏等ピッチなのだが、裏5度上も試してみようかな。

 小さい箱であれば充分いけます。

S2000 Mini Jazz Kit
 (S2000 ミニ・ジャズ・キット)
 シェル:
  キック   バーチ 6プライ
  タム    メイプル 6プライ
  フロアタム バスウッド 6プライ
 カラー:
  サンゲツ・リアテック ブビンガ
 フープ:
  キック   メイプル
  タム    スチール・トリプル・フランジ 1.6mm
 サイズ:
  キック   14×12
  タム    10×8
  フロアタム 13×10
 ヘッド:
  キック   レモ・エンペラーX・コーテッド / スエード・アンバサダー
  タム    レモ・CS / レモ・CS

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Last Update : 2003/05/24