時は2013年7月1日。アベノミクスとやらで円が安くなり、ジルジャンの価格改定、もとい、値上げが行われた。おおむね2割も上がってしまった。
6月中であれば旧価格で買えるということで、ロックイン、もとい、山野楽器ロックイン新宿店に向かうのだった。新品を叩いて買うなら、だいたいここ。品揃えがいいし、試奏しやすい。例えば秋葉原リボレのシンバル在庫は、探しにくくてやる気が出ない。
本命は、コンスタンチノープルのバウンスライド、対抗は同ルネッサンスライドだ。バウンスの方は、ケニー・ワシントンのプロデュースで、ジャズ系では一番人気のライドらしい。ルネッサンスの方は、師匠の小山さんが使っている。2枚叩いて、いい方を買おうと考え、愛用のスティックを持って店に行ったのだった。
しかーし、バウンスの在庫が無い。というか、現状品薄でどこの店にも無いとか。なので、ルネッサンスだけ叩いてみる。ん。なかなかいいんじゃないか。しかし、バウンスと比較したい。そこで、メーカーに在庫を確認してもらうと、在庫は無いが次の日に入荷があるという。ということで、新入荷のバウンスと試奏したルネッサンスをキープしてもらい、次の週に再来店したのだった。
では、並べて叩いてみましょう。うーん。うーん。バウンスの方がピッチは低く素直。しかし暴れ気味。ルネッサンスは、ちょっとトラッシー。うーん、うーん。バウンスください。
ということで、バウンスにしてしまった。
しかーし、実戦で使ってみると、バウンスはコントロール性が悪い。というか自分の技量に合わないのか。。。
悩んだ末、通販でルネッサンスを買ってしまった。バウンスとたたき比べると、今回のルネッサンスはロックインで試奏したのよりピッチが低い。まとまりそうなカンジがする。
では、実戦で使ってみましょう。おお。バウンスよりいいね。適度にトラッシーで、コントロール性も良好。
いいんじゃない?
Zildjian K Constantinople Renaissance Ride 22
(ジルジャン コンスタンチノープル・ルネッサンス・ライド)
サイズ: 22インチ
厚さ: ミディアム・シン (Medium Thin)
仕上げ: ハンド風マシン・ハンマリング
レイシングは密度が低い
重量: 2.6kg