メイプルよりバーチが好き。で、買ってみた。って、強引なロジックだな。(--;)
ソナーの最高級機デザイナー・シリーズのスネアは、93年のデビュー時にはメイプル・ライト、メイプル・ヘビー、バーチの3機種だった。後にメイプル・ヘビーが消え、レインフォース付きのヴィンテージ・メイプル・シェル(VMS)とアクリルが加わる。
95年以降のソナーには、シェルの内側に製造年月を示すスタンプが押してある。こいつのは「806」もしくは「908」。どっちだかわからん。前者なら98年6月製で後者なら99年8月製だ。たいして変わんないって? 99年にはスイッチが変更されて現行のものになっているが、こいつは旧型だ。なのでこのデザイナーバーチはおそらく98年製だろう。なお、某サイトで125周年モデルのシリアルが「009」だとあるが、それは00年9月製ってことだ。
シェルはスカンジナビアン・バーチで、5.5mmの11プライ。非常に薄い。ソナー・ライトでも、7mmの12プライだ。メイプルでも薄くて5mmか4mm+レインフォース。バーチでこの薄さってのは他に無いだろう。
ラグにはチューン・セーフという、ボルトがゆるまない機構がついている。これのおかげでトルクが大きく、ヘッドの交換は疲れる。
いつもは使う前にメンテをしてしまうのだが、今回はまず叩いてみましょう。
おおお。いいじゃんいいじゃん。思ったよりフラットな音。スナッピーのキレもいい。パワーもそこそこ。かなりいい感触を得た。
ま、でも軽くメンテしとこうかな。と、バラし始めると止まらない。結局いつも通りの全バラとなった。今回、シェルの仕上げはブリスだ。ガラスより硬いんだから。(ホントかね)ヘッドはちまたで話題のRMV、スナッピーはカノウプスのメッキ有りだ。
ちょっと地味目。ヘッドの特性でもあるかな。まずまずいいカンジだ。
SONOR Designer Birch Snare DS-1405B
(ソナー デザイナー・バーチ スネア)
サイズ: 14×5
シェル: スカンジナビアン・バーチ 11プライ 5.5mm
カラー: ソリッド・ブラック(ラッカー)
フープ: 亜鉛ダイキャスト 10テンション
スイッチ: 両側調整 スローオフ
スナッピー: カノウプス メッキ 内面当たり20本
ヘッド: 打面 RMV コーテッド・シングルプライ
裏面 RMV スネアサイド
年式: 98年