ドラム

Dream Bliss Vintage Crash Ride 22

 ドリームっていうシンバル・ブランドがあるんです。

 武漢(ウーハン)っていうチャイナシンバルを、見たことがあるヒトは見たことがあるかも知れない。そこで作っているシンバルだ。もちろん中国製。某全世界オークションにも出てて、ちょっと興味があった。ドリーム・ブリスっていうブランドだと思ってたら、ブリスは商品名なのね。

 メーカーHPはこちら

 ブリス、コンタクト、エナジーというラインナップがある。中でもブリスはいわゆるKクローンで、トルコKを狙った作りになっている。ネットでの評判(米国ね)も良かったり悪かったり。

 GW中のある日、大坂昌彦さんの演奏を聴くついでに、某楽器店に寄った。寄るなっての。そこにドリームのシンバルが何枚か置いてあった。店員さんによると、某商社が代理店契約を結ぶかどうか検討するために、サンプルとして何十枚か仕入れたんだそうな。しかしながら、バラツキがはげしいらしく、代理店のハナシは流れたということだ。同じモデル同じサイズで、ずいぶん音が違うらしい。ネットでもそんな評価になってるね。

 そのサンプルが流れてきたらしく、そんな経緯だから格安とのこと。しかし、あんまり残ってなかった。ライドは3枚のみ。ブリスのハーフカップライド24、クラシック(店員さんいわく)のクラッシュライド22、コンタクトのクラッシュライド20。その3枚を試奏したのだった。で、ブリス24はなかなか良さそうだった。しかしながら、24は抵抗がある。なんで抵抗があるって、入るケースがない。市販ケースのほとんどは22までしか入らない。ばかばかしいかも知れないが切実だ。ブライアン・ブレイドはどうしているのか。そして、コンタクト20はイマイチ。で、クラシックの22だ。ピッチが低くシェイプもフラットで、わなわなと振動する。まあ悪くないかな。値段も処分価格ということでお手頃。ついつい買ってしまった。

 ところで、この「クラシック」ってのは、メーカーHPに無い。シンバル本体にも銘は打たれていない。試作なのか新製品なのか。

 米国代理店のHPによると、ブリスは時代によってタイプがI、II、IIIとあるようだ。さらに、ブリス・ビンテージなんてのもある。私のクラシックには、レイシングした後にハンマリングした跡がある。直径5ミリくらい。(画像ロゴの右下の丸)これは、ブリスのタイプIIやビンテージの特徴だ。サウンドファイルを聞いてみたが、ビンテージに近い。重量も2.1kgと軽いし。

 ということで、どうやら「ブリス・ビンテージ」のようだ。

Dream Bliss Vintage Crash Ride 22 (ドリーム ブリス・ビンテージ クラッシュ・ライド)
 サイズ: 22インチ
 厚さ:  シン (Thin)
 仕上げ: ハンド・ハンマリング
      レイシングあり
 重量:  2.1kg

追記:
 Bliss IIIを購入したので、手放しました。

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Last Update : 2002/03/22