FP-720Sは、菅沼孝三さんのシグネチャーとして発売された。90年代のなかばかな。FP-720をダブルチェーンドライブにして、アンダープレートを付けたモノだ。しかしながら、FP-820のフットボードを720のものに替えたという方が正しいようだ。メカ部は720とは全く異なり、820と一緒。実際のところ、820のプレートには720S用の穴が開いており、無加工で720のフットボードが取り付けられるらしい。
ひょんなことから、720のフットボードだけ手に入った。しかしながら、702を所有している。ちなみに、ちょっとした年代による違いはあるが、基本的に701,702,710,720のフットボードは共通だ。それで言えば、510や910も一緒だ。で、どうしようかなと思ったが、720Sのアンダープレート無しを作ってみた。アンダープレートは重いもんね。
材料は、中古のFP-810(820のアンダープレートなし版)と、連結棒と呼ばれるフレームとフットボードをつなぐ棒、それを押さえるプレートだ。連結棒とプレートは、今でもパーツで買える。ちなみに、再生産720の部品とは異なるのね。また、810とはフットボードの長さが違うので、連結棒の長さも違う。
810のベアリングやらメカ部はばらしたかったのだが、イモネジが固着して外れない。CRCを吹いてもダメ。あきらめてまるごと洗ってまるごと乾かしてまるごとグリスアップした。で、部品を組んだらできあがり。
では踏んでみましょう。ん。よくわかんない。
YAMAHA FP-720S改
フットボード: ロング
ドライブ: ダブルチェーン
カム: 真円
アンダープレート:無し