フォース・メイプルは90年から95年に作られていた。フォース・シリーズは中級機だが、メイプルはその中では一番高いモデルだ。おそらく、日本に存在する個体はかなり少ないと思われる。友人が手放すというので、6半は持たないという禁を破って購入した。
ソナーの歴史については、こちらを参照ください。
はい、いらっしゃいました。かなりキレイではあったが、いつものようにバラすのだった。パーツを洗浄、スーパーポリメイトでコーティング。シェルはセミグロスなのでそのまま。各部グリスアップ。スナッピーのひもはタマに交換。はい完成
しかし、この中央1点止めのラグはちょっと不安。片側のヘッドを張るとちょっと締めるだけでラグが傾く。両面にヘッドを張ってから締め上げないと壊れそう。
シェルは当時の高級機、ハイライトと同一の9プライということになっているが、数えると7プライで厚さは6mmくらい。どうなんだろうな。誰か教えて。また、外装は化粧板になっており、色の名前はチューリップ・ナチュラルで、セミグロス仕上げだ。
謎がいくつかある。
ソナーは95年に大変更があり、その時にこのモデルは消滅している。しかしながら、スイッチは95年以降のものが付いている。あれー。交換されたのかな。でも、ネジのピッチはこっちの方が狭いよな。捨て穴はないし。
シェルのデイト・スタンプは「017」と読める。これって01年の7月? それとも97年の1月? 95年に生産完了のハズなんだけどな。
主義主張からいうと、1インチシェルを切っちゃいたいな。5インチのFD-355TNをお持ちの方、交換しませんか?
余談だが、フォース3000の5インチスネアが欲しい。スカンジナビアン・バーチ製のライトに、5インチや5半のスネアは無いが、フォース3000にはあるからだ。FD-305MBを見かけた方はご一報下さい。
SONOR Force Maple Snare FD-356TN
(ソナー フォース メイプル スネア)
サイズ: 14×6.5
シェル: メイプル 9プライ 7.5mm
カラー: チューリップ・ナチュラル
リム: スチール・トリプルフランジ 1.6mm 10テンション
スイッチ: 片側調整 スローオフ
スナッピー: ソナー 内面当たり24本
ヘッド: 打面 レモ・コーテッド・アンバサダー
裏面 レモ・スネアサイド
年式: 90〜95年