なんか転がってたので買ってみた。
スペシャルエディションのフュージョン版のようだ。USにシンバルホリックというサイトがあるのだが、こことのやりとりで特注してたものを製品化したとのことだ。
同じくスペシャルエディションTWとかなり近く、裏はノーマルレイシング。違いはカップが大きいこと。確かにフュージョンと言えばラテン系を多用するので、カップが大きい方が音もしっかり出るし演奏性もいい。
では叩いてみましょう。基本的なキャラはスペシャルエディションTWに似ているが、カップのせいか倍音構成が異なり、中域にややクセがある。薄めなのでピング音の粒立ちは埋もれがちで、フュージョンに向いているとは言えないかも。
フュージョンのライドで有名なのは、古くはジルジャンKカスタム。これは90年代に神保さん、デイブ・ウェックル、オマー・ハキムなど多くのヒトが使っていた。最近だと、神保さんのジルジャンKハイブリッド、ウェックルのセイビアンHHXエボリューションとか。ってこの二人ばっかりかい。どれもミディアム・ヘビーくらい。やっぱり、フュージョンは厚めの方がいいのでは。逆に言うと、このミディアム・シンと薄めなシンバルは、ジャズには使えるんじゃないかと。
てなわけで、フュージョンには使いづらいんじゃないかな。
istanbul Agop Special Edition Fusion Ride 22
(イスタンブール スペシャル・エディション フュージョン・ライド)
サイズ: 22インチ
厚さ: ミディアム・シン (Medium Thin)
仕上げ: ハンド・ハンマリング
レイジング:表は太い 裏はノーマル
重量: 2.7kg
年代: 不明