メメットのノスタルジアは、2010年にモデルチェンジを行った。新型はさらにオールドKのクローン色を強めたようだ。ライドには50'sと70'sの2種類があり、それぞれオールドKの50年代と70年代を狙っている。メーカーサイトはこちら。
私の師匠である小山太郎さんは、イスタンブールのエンドーサーだ。トルコに旅行したとき、イスタンブール・メメットの工場に立ち寄り、何枚かのシンバルを購入したが、そのうちの1枚がこのノスタルジアの22インチだ。最近のライブでサブライドとしてセットされることが多い。
ということで買ってみた。なかなか日本に入って来ないので、海外通販だ。トルコの業者がUSのebayにショップを出しており、そこで買ったのでトルコからの直送だ。
では、叩いてみましょう。基本ピッチは旧型より低くなった。最近のKクローンって、ピッチが低すぎないか? しかしながら、倍音の構成周波数が高めで、ブライト。ダークでは無いし、もちろんドライでは無い。あんまり暴れないし、まずまずいいカンジだ。であれば、実戦に投入してみよう。
宇都宮のライブハウス事情を考えると、シンバルは2枚しかセットできないことがほとんどだ。メインのライドは602のフラットで固定。2枚目はシズルが欲しいので、現状はイスタンブールのメル・ルイス21インチにシズルを2本打ったものを使っている。ということで、こいつにもシズルを2本打った。
メル・ルイスと比較してみる。うーみゅ。ノスタルジアの方がブライト。メル・ルイスのいいところは、クラッシュが柔らかいことだなと、いまさらに思う。ノスタルジアのブライトさが、吉と出るか凶と出るか。
ということでライブで使ってみた。心配されたクラッシュのアタックは問題ないね。レガートもけっこういいカンジ。ただ、ブライトなので、メインのフラットライドとの差が少なくなっちゃったな。落差を付けるには、もっとドライな方がいいのかも知れないけど、アンチドライ派だしなあ。
まあ、使っていってみましょう。
istanbul Mehmet Nostalgia 70's Ride 21
(イスタンブール ノスタルジア 70's ライド)
サイズ: 21インチ
厚さ: シン (Thin)
仕上げ: ハンド・ハンマリング
ノーマル・レイシング
重量: 2.1kg