出張の帰り。特に見たいライブもないし、楽器屋でもちょこっとのぞいて帰ろうかな。なんて思わない方がいいのに・・・。
新宿の某楽器店は品揃えが豊富。でも、ほとんど小物しか買ってない。そこにこいつが転がっていた。
マヌ・カッチェがプロデュースしたという、子供用のキットだ。00年のデビュー時はカバリングだったが、06年にラッカー塗装にマイナーチェンジされた。これはマイチェン以降のものだ。
しかし、すぐに手を出す私ではない。売り場を1周して、残っていたら試奏しようかと。はい、ひとまわり。すいません。試奏させてください。あ、チューニングキーとペダルもお願いします。まずはキック。ぼんぼん。かちゃかちゃ。どんどん。うーん。よくわからん。タムとフロア。どんどん。かちゃかちゃ。とんとん。10タムはまずまずだな。ま。この値段なら転売しても大丈夫だな。
ワタクシはリセールバリューで楽器を選ぶのだ。わはは。
店員さんと話す。もう少しまけてください。お客さん、持って帰りますか。いや、持って帰れないでしょう。では、送料をサービスします。あー。じゃ、これで。(カードを出す)
いつものように、全バラ、磨きを行なう。あー、シェルは内面が塗装されてないよ。クリアを吹くか。うーんうーん。やめておこう。ラグにもインシュレータ(胴との間にはさむ樹脂)がないし。安物だなー。ブリスでコーティング。グリスアップ。キックにはウッド・フープをおごる。ウッドだと高級感が出るよね。クローはパールの安いヤツ。ボルトは長いヤツに交換しないと届かない。フープにはチェーン・ベルトの逃げ加工。はい。できあがり。
これで、16キックのセットは3台。いつどこで使うのか?
ってなわけで、プレミアのキットを買った後に手放してしまったのだった。
YAMAHA Manu Katche Signature Junior Kit
(ヤマハ マヌ・カッチェ・シグネチャー ジュニア・キット)
シェル: フィリピン・マホガニー 9プライ(キック) 6プライ(タム、フロア)
カラー: ブラック(ラッカー)
フープ: トリプル・フランジ(1.6mm)
サイズ:
キック 16×16
タム 10×7
フロアタム 13×12
ヘッド:
キック レモ・パワーストローク3・エボニー / パワーストローク3・クリア
タム レモ・コーテッド・アンバサダー / クリア・アンバサダー
年代: 06〜07年製