60年代のパイステ602フォーミュラー・フラットライドをメインにしている。しかしながら、こいつは生産中止になっている。盗まれたり割れたりしたら、一大事だ。なのでスペアが欲しいということでアンテナを張っているのだが、フラット・ライドは国内ではなかなか出ないし、海外では出てもかなり高価。キビシイなあと思っていた。
しかーし、2011年のウインターNAMMで、フォーミュラー602の何種類かが再生産されることが発表された。その中に、ミディアムのフラット・ライド20インチが入っていた。なんてラッキー。しかしながら、どのくらい作るのかは不明だ。
楽器屋経由で日本での発売を問い合わせてもらったのだが、時期や価格が未定な上に、なんとセット販売になるという。つまり、フラット・ライドを手に入れるには、ハイハット、クラッシュ、フツーのライドをセットで買わねばならない。これって抱き合わせ販売ではないのか。公取委はどうしたー。
しかしながら、USでは単品で買えて、定価で$420なのね。意外と安い。重量も約2.2kgということで、現有品とほぼ同じ。なので買ってしまった。買値は$324.95で送料が$65だ。
はい、いらっしゃいました。外観は、まあ多少のハンマリングやレイシングの違いはあれど、かなり似てる。音も、基準ピッチはリイシューの方が若干高く、倍音の構成も若干異なるけど、個体ばらつきレベル。並べて叩けば違いがわかるが、単独だとどっちかわかんないんじゃないかな。
ということで60'sを磨いてラックにしまい込んだ。これからはこのリイシューを使うつもりだ。
しかしながら、602のリイシュー。はたして売れるのだろうか。他のはさておき、フラット・ライドはどのくらい買うヒトがいるのか。最近、フラット・ライドを使うヒトって少ないもんね。ロイ・ヘインズとメセニーグループのドラマー。そのくらい? 特に日本では、売れ残る気がしてしょうがないんだけどな。
セット販売崩れで、たたき売りしてたら、もう1枚買っておこうかな。老後のために。
追記:
という記事だったが、「セット販売」ではないとJPC(コマキ楽器)さんからツイッターでご指摘を頂いた。「店側の仕入れが初回セットでしかできないというだけです!バラ売りも出来ますよ!ww」ということだ。文末の「ww」が気になるが・・・。いずれにせよ、地方の楽器店で1枚だけ注文をかけるのは困難だろう。
Paiste Formula 602 Flat Ride 20 (reissue)
(パイステ フォーミュラ 602 フラット・ライド リイシュー)
仕上げ: ハンド・ハンマリング
レイシングあり
サイズ: 20インチ
厚さ: ミディアム (Medium)
重量: 2.2kg
年代: 11年
再現度はバッチリ。って当たり前なのかな。