ドラム

Pearl SensiTone Phosphor Bronze Snare 14x5.5 STC-1455PB

 ちょいとばかりヴィンテージ熱が出て、1920年代のスネア、ラディックのユーバーサルを手に入れた。こいつは6テンションなので、やっぱり8テンションが欲しいが、とても高い。なので、ブラス胴、チューブラグ、シングルフランジ・フープで8テンションというのをカスタムしちゃおうと考えていた。

 そんな矢先に転がっていたのがこれだ。ドラムのパーツって、個別に買うと高い。パールのチューブラグは2せんえんくらい。このスネアにはそのチューブラグが10個も付いていて、パーツ代より安い。そんなわけで部品取りでもいいかなと買ってみた。

 はい、いらっしゃいました。ブラス、ブロンズ、コパーなどの胴は、腐食防止にクリアが吹かれていることが多い。フォスファーブロンズ製のこれもそうされているが、クリアの内部に腐食が出始めている。これは対応するのが困難だ。どうしようかと思っていたら、トランペッターの友人がFacebookで、トランペットの表面処理を紹介していた。あ、これだと思ってやってみた。

 まず、クリアをはがさなければならない。友人にサンドブラストをお願いしようかと思ったが、サンドペーパーでしこしこと削ってみた。番手を変えてすりすりする。はい、結構たいへんでした。

 次に、ブラス・ブラックでの処理に移る。取説が無いのでYouTubeで検索して勉強した。なるほど、こんなカンジね。で、作業に移る。みるみるうちに黒くなっていくのだった。はい、こんなもんかな。

 次に、ラディックのユーバーサルと同様にシングルフランジ・フープにしようかと考えた。しかーし、USのネット通販でみてみると、フープとフックで180ドルもする。そこで、パールのシングルフランジ・フープを入手した。しかし、これってフランジがあるよね。ダブルフランジじゃないの?

 あとは組むだけ。いつものようにパーツを洗浄、シュアラスター・ゼロウォータードロップでコーティング、グリスアップ。スネアサイドは、最近ネットで評判のシライにしてみた。はいできあがり。

 では叩いてみましょう。あー。ブラスより硬いカンジだけど、ちょっと柔らかい金属、的なフィーリング。アタックが柔らかく、高域がマイルド。

 まあ、使っていってみましょうか。

Pearl SensiTone Phosphor Bronze Snare STC-1455PB
  (パール センシトーン フォスファーブロンズ スネア)
 サイズ:   14×5 1/2
 シェル:   フォスファーブロンズ 1.2mm
 フープ:   スチール シングルフランジ
 スイッチ:  片側調整
 ヘッド:   打面 レモ・コーテッド・アンバサダー
        裏面 レモ・スネアサイド
 スナッピー: パール ノーメッキ 20本 内面当たり

 スネアサイドはシライ。

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Last Update : 2007/05/20