ドラム

Pearl Chad Smith Signature steel snare 14x5 CS1450

 最も売れている楽器は何か。

 これってメーカーが公表していないのでわからない。

 ドラム関連で個人的によく見かけるのは以下だ。

1) Zildjian A New Beat Hi-Hat 14
2) Ludwig LM400
3) Pearl Classic Maple のスネア
4) Pearl SensiTone のスチールスネア
5) DW5000 シリーズのペダル

 1)と2)は80年頃の定番で、今でもよく見かける。個人的にも1)は愛用しており、8セットくらい年代違いで持っている。3)は、その後にメジャーだった楽器で、楽器屋のベストセラーになっているのを見たことがある。4)は価格が手頃なこともあり、スタジオによく置いてある。某オークションにもいっぱい出ている。5)も80〜90年代に流行った。今でもよく見る。って、古いモデルばっか。

 昔はそんなに種類も多くなかったので、売れ筋もそれなりにかたまっていただろう。最近はわけがわからない。シンバルのブランドと種類はすさまじいよね。

 今回のチャド・スミスモデルは、かなり売れていると思われる。某オークションでも常時2〜3台は出ている。

 スペックは、チャドのイメージと合ってるかよくわからない、スチールの浅胴。SensiToneと違ってセンタービードが無い。値段も手頃。チャドとのエンドースが切れた現在でも、スイッチだけ違う同スペックのものが、US1450として売られている。

 中古については、状態がそこそこであればそこそこの価格になっている。で、買ってみた。

 胴にキズがあるので、3Mのブラックオークのカッティングシートを貼ってみた。カスタムはそれだけ。いつものようにクリーニングし、ヘッドはレモ・コーテッド・アンバサダー、スナッピーはパールノーメッキ。はいできあがり。

 うん。いかにもスチール。まあこんなもんでしょう。使っていってチューニングを追い込んでいけばいけるカンジ。倍音を落とすムーンジェルをちょびっと貼って完了。

 アーティスティック・ジャズ・ワークショップのライブ配信で使ってみた。現場に持っていくと、あれ、こんなにデッドだったかな。ジェルを外してもおとなしい。んー。チューニングを確認。んー。なじんで落ち着いたのかな。

 家に戻って確認したのだが、元に戻っている。うちの防音室は、除湿機で常時湿度を45%以下にしている。そこに入れておいたら戻った。スチールに湿度は関係ないだろうから、ヘッドだけ。かなり違うのだな。知り合いが、ヤマハのメイプルカスタムを除湿機回しっぱなしの部屋に入れておいたら、音が世界一良くなったと言っていた。湿度はもうちょっと気にした方がいいのかな。

 1まんえんのスネアだが、まあ、ジャズに限らず、なんでも使える。

Pearl Chad Smith Signature steel snare 14x5 CS1450
  (パール チャド・スミス・シグネチャー スチール)
 シェル:   スチール 1mm
 外装:    3M ブラックオーク
 サイズ:   14×5
 フープ:   スーパーフープII スチール2.3mm 10テンション
 スナッピー: パール ノーメッキ 20本
 ヘッド:   レモ コーテッド・アンバサダー / スネアサイド

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Last Update : 2002/05/18