サカエリズムが倒産してしまった。グレッグ・ハッチンソンもエンドーサーなのだが、どうなるのか。
ずっとヤマハにOEM供給していたのだが、ヤマハはドラムの生産を海外に移転し、サカエリズムは2009年にオリジナルブランド「SAKAE」を立ち上げた。ペダルなどのハードウェアも製品化し、フツーのドラムメーカーの道を歩んでいた。そんなサカエが2016年、シンバルを製品化したのにはびっくりした。割れたシンバルを回収し、溶かして再生産したもので、その名も「リボーン」だ。70年代の音を狙っているという。こんな多角化が徒となったのでは。
倒産に伴い、処分されていたので買ってみた。
やってきました。色はやや赤っぽいのでスズが少ないのかな。ってことは安いシンバルが原料か。ま、そうだろうね。ハンマリングはマシンだろうけど、ローラーのような規則正しいものではない。ウェイトは2.2kgなので、ミディアム・シンくらいだ。ちっとは期待できるかな。
では、叩いてみましょう。ピッチは高め。当然ながらブライト。ビンテージ感は無い。ジルジャンAとパイステ2002の中間くらいなカンジかなあ。もちろん新品の。
現代のロックやフュージョンだと、ミディアム・シンのライドは薄くて使いにくい。合うのは、むかしのロックかな。
SAKAE Re:Born cymbal 70's 20
(サカエ リボーン 70's 20)
仕上げ: マシン・ハンマリング ノーマル仕上げ
サイズ: 20インチ
厚さ: ミディアム・シン (Medium Thin)
重量: 2.2kg
年代: 16-17年代