サカエリズムは1925年に創業した打楽器のメーカーだ。OEM供給が主軸であり、ヤマハのドラムはサカエ製だった。私が愛用していたYD9000Rもサカエの製品だ。しかし、ヤマハはコスト低減のために、自社ブランドのドラムをすべて海外生産に切り替えた。そこで2009年、サカエリズムは「SAKAE Drums」というオリジナルブランドを展開し始めた。グレッグ・ハッチンソン、則竹裕之、石若駿らをエンドーサーとし、ペダルやスタンドなどのハードウェア、さらにはシンバルまで手がけた。しかし、海外での売り上げが不調で、2017年3月に活動を停止した。ああ悲しい。
2019年のNAMMショーで復活がアナウンスされたのだが、現状、ペダルのみの販売にとどまりセットについては不明だ。どうなるのだろう。
グレッグ・ハッチンソンが使っていたトリロジーのセットとスネア、メイプルとアルミのスネアと手に入れた。さらに買ってしまったのがこれだ。
胴はブビンガで10プライと中厚。外装はメイプル。全体につくりは良さそうだけど、パーツが亜鉛ダイキャストで結構重そう。定価は82500円(税込み)と、ちょっと価格設定が高い。
で、ポイントは、深さが5インチであること。他のは5.5インチなんだよね。なぜこんな設定なのかは不明だが、5インチの方が好き。
増し締め、グリスアップ、磨き、ワッシャーをプラスチックに交換。はいできあがり。
では叩いてみましょう。うん。いいカンジ。適度にオープンで、スナッピーの反応もいいし収まりもいい。リムショットもまずまずで、ロックとかでもいけるね。
おすすめできます。
SAKAE RIGHTYHALO Bubinga snare SD1450BV
(サカエ ライティーヘイロー ブビンガ)
シェル: ブビンガ 10プライ 10mm
カラー: ナチュラル(NAT)
サイズ: 14x5
ラグ: ユニオンラグ
フープ: ライティーヘイローフープ(外巻きプレス)スチール 2.3mm / 10テンション
スイッチ: 片側調整 STR01C
スナッピー: スチール 20本 SN1420-0636
ヘッド: レモ コーテッド・アンバサダー(00) / スネアサイド
年式: 201?年