ことの発端は、近代人のマスターから、渡辺文男さんが来るけど、スネアを持ってこないから貸してくれと、お願いされたことだ。であれば、近代人に置きっぱなしにしていいスネアを買ってしまおうかと。それなら、置いてあるセット、ヤマハのYD-700に合わせて、古いヤマハにしようと考え、某オークションで手に入れた。2,300円という、ワタクシ史上最安値のスネアだ。
昔のセットはドラムセットまるごと販売だった。まあ、今でも安いセットはそうだけど。いろいろ調べたが、ヤマハのYD-20シリーズか、その後継機であるYD-200シリーズの付属スネアのようだ。スペックは不明だ。まあ、安もんだね。
はい、来ました。わー、ほこりだらけ。では、ばらしましょう。ヘッドを外すとなぜかメモ用紙が入っている。
胴は、メランティとかの南洋材っぽい赤っぽさだ。5プライくらいで5ミリのシェルに、5ミリワンピースのレインフォースが付いている。
パーツを洗浄し、クレスーパーポリメイトでコーティング。各部をグリスアップし、エッジにはロウを塗り、ヘッドはレモ、スナッピーはパールのノーメッキ、スネアコードは今回初めて使うカノウプス。はい、できあがり。
スナッピーは、昔のスリンガーランドとかグレッチとかのをまねたようなタイプだ。しかし、調整幅がせまいので、うまく動作するように調整するのが一苦労だ。また、カノウプスのスネアコードは、あんまり良さそうじゃ無いな。
では、叩いてみましょう。うーん。まあ、使えなくはないな。
ということで、さっそくライブで使うのだった。
YAMAHA Vintage 200 series Snare
(ヤマハ 200 シリーズ スネア)
サイズ: 14×5
シェル: 不明 5mm + 5mm レインフォース
フープ: スチール・プレス 8テンション
スイッチ: 片側調整
ヘッド: 打面 レモ コーテッド
裏面 レモ スネアサイド
スナッピー: パール ノーメッキ 20本
年式: 70年前半