ドラム

Zildjian A Ride 22 50's Hollow Stamp

 第二次大戦後のジルジャンは、アベディス3世の息子であるアーマンドとロバート(Robert)の兄弟がジルジャン・シンバルの繁栄を築く。アーマンドは米国で生まれたジャズ音楽において、ドラマー達と連携して新しいシンバルを開発し、成功を収める。これがAジルジャンのサクセスストーリーだ。このころにハイハット、ライド、シズルなどが開発された。(シンバルの歴史はこちらを参照)

 50年代のAジルジャンだ。

 国内では「ラージ・ホロー・ロゴ」、本国では「hollow block stamp」などと呼ばれる、「Zildjian」の文字がブロック体になっている刻印を特徴としている。その後のブロック体でないロゴのものより、高値で取引されている。なお、このタイプの刻印は、小さいサイズのシンバルにはほとんど打たれなかったそうだ。

 大坂昌彦さんが使っているので、欲しいと思っていたモノだ。やっぱりミーハー。。。

 ハンマリングはマシンで、レイシングはノーマル。厚さは厚めのミディアム・シンくらいで、ピッチはちょっと高い。やや中域にクセがあり、ドライではない。50年代と古いモノだが、枯れたカンジは無い。でも、レコードで聞かれる50年代の音って、こんなカンジが多いんじゃないかなと思う。割とピッチは高いよね。

 どうでしょう。使うかしら。

Zildjian A Ride 22 50's
 (ジルジャン A ライド 50's ラージ・ホロー・ロゴ)
 サイズ: 22インチ
 厚さ:  ミディアム・シン(Medium Thin)
 仕上げ: マシン・ハンマリング
      ノーマルレイシング
 重量:  2.8kg
 年代:  50年代

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Last Update : 2006/12/09