ドラム

Zildjian A New Beat Hi Hat 14

 ハイハットの定番、ニュービートだ。その昔、ハイハットと言えばこれだった。

 発売は60年代。それまでのハイハットは、トップが「Medium Thin/ミディアム・シン」、ボトムが「Medium/ミディアム」程度だったのだが、1ゲージ以上厚くしたことが特徴だ。これによって、当時勃興してきたロックやポップスに対応した。それまでは足で踏むのが主体だったハイハットは、リンゴ・スターらの登場によってばしばし叩かれるようになったからだ。

 小山太郎さんのスタジオで、レッスンに使っているのがニュービートだ。ある時その話になって、ニュービートは現行でも結構いいよね、あれ勝戸さん持ってないの、意外だね、と言われた。大学時代に一度買ったのだが、その後手放している。

 と言われれば、買わずにはいられまい。てなわけでまず70年代のものを1セット入手してみた。

 で、これがなかなかいい。ジャズでもいける。なので、ボトムにも薄いトップを使ったらどうかなと、もう1セット買ってみた。これまたなかなかいい。そして収集が始まったのだった。

 現在、ジャズのライブは、70年代のトップとトップの組み合わせで使っており、自宅スタジオでは70年代のトップとボトムだ。ちょっと枯れた60年代は温存しており、友人にも1セット貸している。てなわけで5セットも持っているのだった。

 意外といいよ。ジャズでもOK。

Zildjian A New Beat Hi Hat 14 (ジルジャン ニュービート・ハイハット)
 サイズ: 14インチ
 厚さ:  ミディアム・トップ(Medium Top)
      ヘビー・ボトム(Heavy Bottom)
 仕上げ: ノーマル マシン・ハンマリング
 所有品: 60年代トップ:2枚 0.8kg
      60年代ボトム:1枚 1.2kg
      70年代トップ:5枚 0.8〜1.0kg
      70年代ボトム:2枚 1.1〜1.2kg

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Last Update : 2006/12/08