ハイハットの定番、ニュービートだ。その昔、ハイハットと言えばこれだった。
発売は60年代。それまでのハイハットは、トップが「Medium Thin/ミディアム・シン」、ボトムが「Medium/ミディアム」程度だったのだが、1ゲージ以上厚くしたことが特徴だ。これによって、当時勃興してきたロックやポップスに対応した。それまでは足で踏むのが主体だったハイハットは、リンゴ・スターらの登場によってばしばし叩かれるようになったからだ。
小山太郎さんのスタジオで、レッスンに使っているのがニュービートだ。ある時その話になって、ニュービートは現行でも結構いいよね、あれ勝戸さん持ってないの、意外だね、と言われた。大学時代に一度買ったのだが、その後手放している。
と言われれば、買わずにはいられまい。てなわけでまず70年代のものを1セット入手してみた。
で、これがなかなかいい。ジャズでもいける。なので、ボトムにも薄いトップを使ったらどうかなと、もう1セット買ってみた。これまたなかなかいい。そして収集が始まったのだった。
現在、ジャズのライブは、70年代のトップとトップの組み合わせで使っており、自宅スタジオでは70年代のトップとボトムだ。ちょっと枯れた60年代は温存しており、友人にも1セット貸している。てなわけで5セットも持っているのだった。
意外といいよ。ジャズでもOK。
Zildjian A New Beat Hi Hat 14 (ジルジャン ニュービート・ハイハット)
サイズ: 14インチ
厚さ: ミディアム・トップ(Medium Top)
ヘビー・ボトム(Heavy Bottom)
仕上げ: ノーマル マシン・ハンマリング
所有品: 60年代トップ:2枚 0.8kg
60年代ボトム:1枚 1.2kg
70年代トップ:5枚 0.8〜1.0kg
70年代ボトム:2枚 1.1〜1.2kg