ドラム

Zildjian A Ride 20 50's

 アーマンド・ジルジャンは、戦後に勃興してきたジャズのブームに乗り、売り上げを伸ばしていった。こいつはそのころの製品だ。

 オールドのAジルジャンといえば、ブライアン・ブレイド。ハイハットと24インチのライドを使っている。グレッグ・ハッチンソンも、オールドA狙いのプロトタイプを使ってるし、大坂さんはそのものズバリ50年代の20ライドを使っている。そんなわけで、狙ってみた。

 刻印はラージ・スタンプ。ジルジャン史上最も大きい。それがダイナミックに押印してあって、スタンプの周囲はへっこんでいるよ。きっと不評だったんだろうね。60年代には小さくなってしまう。ホントは「ZILDJIAN」が中抜きの「ホロー・ロゴ(hollow logo)」のが欲しかったんだけど、妥協。大坂さんのはホロー・ロゴね。

 ウェイトは1.9kg弱。これまたできれば、もう少し軽いのが欲しかった。1.6とか1.7とか。しかしながらなかなか無くて、2kg以上のものが多い。薄いものは、50年もの歳月を生き延びられなかったのか。

 ピッチはそれほど低くない。もう少し低いといいんだが。基本キャラはAっぽい。素直といえば素直だが、面白味は少ないかも。なんとか使えるかなーというカンジだ。

 リサーチは続行中。また買い換えるかもね。

Zildjian A Ride 20 50's (ジルジャン オールドA ライド)
 サイズ: 20インチ
 厚さ:  ミディアム・シンくらい (Medium Thin)
 仕上げ: マシン・ハンマリング
      ノーマル・レイシング
 重量:  1.9kg
 年代:  50年代後半

 ラージ・スタンプは、50年代後半から60年代前半にかけて。

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Last Update : 2002/03/02