レスポールの部品を探しに、オリオン通りを徘徊していた。某Bという楽器屋を覗いてみた。あー。いろいろあるなー。と、奥の方にへんな模様のアンプが。なんだこれ。あ、ブルース・デラックスだ。こんなのあるんだな。ふーん。それじゃ。
ブルース・デラックスは、現行のホット・ロッド・デラックスの前身だ。以前、所有していたが、ちょっと重いのと、自宅で使うような小音量ではいい音にならないということで売ってしまった。
と、ロックインに向かったものの、後ろ髪を引かれるのであった。ロックインのアンプコーナーにはホット・ロッド・デラックス。ああ、こんな値段なのか。ふーむ。。。。。
と、Bに戻るのであった。(--;)
フェンダー・カスタムショップの限定品だそうだ。もちろんUS製。特徴は外装がセル貼りであること。同じセルを巻いたストラトとセットで、全世界25台限定で売り出されたらしい。ギターのビルダーは、Art Esparzaだ。シリアルも「* of 25」と入っている。そういえば、プレイヤー誌の特集でそんなようなストラトが載ってたな。アンプだけ売り払われたのか、途中で別れたのか。
試奏してみる。音はフツーのブルース・デラックスと同じ印象だ。真空管はこれまたフツーのSovtec。中身は一緒だな。もともと結構音は気に入ってたけど、16.5kg要件(スタジオに持ち込める重量は16.5kg以下という要件)で手放したのだった。仕方がない。要件値を18.1kgに改訂しよう、ってことで買ってしまった。
あれをなにするってことで、ばらしてみた。あーあ。プリント基板ってさみしいな。ポットも基板に付いてる。出力トランスからのケーブルも細いな。これでどうしてスピーカーケーブルを変えると音が変わるんだろう。近代普及価格アンプの典型的スタイルなのかも。
とはいえ、音はお気に入り。クリーントーンはフェンダーしてる。現在の主力アンプだ。
Fender Custom Shop Blue Moto Blues Deluxe(94年製)
出力: 40W
スピーカ: 12インチ×1 Eminence "vintage re-issue"
真空管: Sovtec 7025/12AX7×3 5881/6L6WGC×2
整流: ダイオード
配線: プリント基板
重量: 18.1kg
外装: セル貼り