高校入学の時に買ったストラトだ。
当時のアイドルは、ジェフ・ベックとリッチー・ブラックモア。ということは、白のストラトを買うしかないよね。高校の入学祝いを持って、新宿のKEYへ行って買ったのだった。当時、エレキと言えばグレコだったので、「白のストラト」「グレコ」「予算」でこれになった。もう少し研究していれば、SE-700を買っていただろうな。当時の600は弦間ピッチが10mmの日本人サイズで、700は11mmのオリジナルと一緒。ちょっと後悔したのだった。
ラージヘッド4点締めの、CBS期60年代後半スペック。とはいえ、ボディはつぎはぎ。しかしながら、音はそこそこだったと思う。
なお、グレコは定価6まんえんのストラトに、SE-600という名称を付け続けていた。80年頃には、東海が巻き起こしたコピーブームにより、コピー度が高くなった。プリCBSのコピーになり、ボディもつぎはぎではなくなった。もちろん、弦間ピッチは11mm。よって、同じSE-600でも、製造年代によって仕様が全然違うということを覚えておいて欲しい。
いろいろ改造し倒したギターだ。リッチー風のセンターピックアップレスにしたり、センターをノイズキャンセラにしたり、リアにハムバッカーを載せたり。オリジナルで残っているパーツは、ペグだけだろう。実家に放置していたのだが、ある日バッカスのストラトの部品を載せて、再生した。一応、ちゃんと使えるようになっている。
やっぱり白のストラトだね。
GRECO SE-600 (グレコ ストラトキャスター)
ボディ: セン合板
ネック: メイプル ローズ指板 ラウンド貼り
ペグ: ゴトー ロトマチック
トレモロユニット: バッカス
コマ: ダイキャスト(ムーン)
ピックアップ: バッカス
コントロール: 1V、1T、5点スイッチ、シリーズ・スイッチ
カラー: 白 ポリウレタン
年代: 70年代後半製