その昔スタインバーガーのGL-2Tを持っていた。アラン・ホールズワースやエディー・ヴァン・ヘイレン、モト冬樹らが使っている(いた)やつ。画期的に小さいボディとトランストレム。合理的なワタシ向き。音も十分満足できた。その後、ホールズワース好きの友人に譲り、アリアのインターセプターを経て、やってきたのがこれだ。
見かけはGLに似てるけど、ボディはポプラでネックはメイプル。GLは、ボディもネックもカーボングラファイト。GLは、よく弁当箱と呼ばれていたがその通りで、中が空洞になっていてトップがネジ止めされていた。こっちはフツーに中実。
当然のように、ピックアップは交換。すべてダンカン。HSHでミックス時にタップするという、いわゆるスティーブ・バイ配線。ポットとスイッチも交換。コンデンサーはオレンジドロップ。
素のままだと、ダブルボールエンドの弦しか張れないのだが、ヘッドにアダプターを付けると、フツーの弦が張れる。アダプターは当然付いている。弦はエリクサーにした。
音は見た目の想像よりかなりまとも。低域が出ないと言われるが、まあ出ない。ちょっとジャキジャキ系。けど、まあいいんじゃないのというカンジ。十分に実用できる。座ったときのために、ボディ下部に折りたたみのフラップが付いている。しかし、2.5kgと軽いので右手か左手かでボディを支える必要がある。よって、座ったときの演奏性はイマイチ。
軽くてコンパクトなので、お出かけのお供に最適です。
STEINBERGER Spirit GT-Pro
(スタインバーガー・スピリット GTプロ)
カラー: ブラック
ボディ: ポプラ
ネック: 3ピース・ハード・メイプル
スケール: 25.5インチ
ブリッジ: ロッキングRトレム
ピックアップ:ネック: ダンカン・カスタム SH-5 (ブリッジ用)
センター:ダンカン SSL-6
ブリッジ:ダンカン・JB SH-4 (ブリッジ用)
コントロール:1V, 1T(コイルタップ付き)、5ウェイスイッチ
ありし日のGL-2T。
トランストレムって、めんどうな調整が必要なんだけど、けっこう面白かった。また、弦は専用で、フツーのダブルボールエンドだってちょっと高いのに、さらに高い。
ボディトップは、裏からネジで止めている。