ライブ

01/3/13 KISS at 東京ドーム

日程:
 2001年3月13日(火)
場所:
 東京ドーム
メンバー:
 ポール・スタンレー(g,vo), エース・フレーリー(g,vo), ジーン・シモンズ(b,vo), エリック・シンガー(ds,vo)

 21世紀初のコンサートはキッスのラストツアーだ。今回のツアーを最後に解散するのだが、誰かが金に困ったらまたやるかも知れない。実はこのバンド、結構好きなのである。4年前に再結成して来日したときにも行ったのである。21世紀も○○○もキッスから始まるのである。(セクハラ)

 今回はアリーナで、前から10列目くらいだ。グリッドの端なのでなかなかいいポジションだ。しかし、柵に寄っかかって揺すっていたら、押さえ係のお兄さんがいらっしゃった。おお、近くにはジーン・シモンズが2人いるぜ。

 客電が落ち、地を這うような低音(定番の表現)がうなること2分、オープニングは「デトロイト・ロック・シティ」だ。ステージを隠していた幕が落ちると、ポール・エース・ジーンが上から降りてくる。しかーし、音はむちゃむちゃである。ベースの音程が聞き取れない。キックが風圧で感じられる。曲が始まっても、すぐにはなんの曲だかわからない。

 エンターテイメントとしては最高で、むちゃむちゃ楽しい。ステージから近いので、火をたくと熱波が頬に感じられる。ぶちまけられた銀紙が降ってくる。お決まりのエースのギターからの発煙・発砲、ポールはギターを破壊し、ジーンの火吹き・血流し・滑空後のゴッド・オブ・サンダー。ややマンネリながらもこれらがなければキッスではない。

 選曲は前回よりもマニアック、かつ再結成後の「サイコ・サーカス」は聞いていないので、5曲くらいは知らない曲があった。音がもう少し良くて、エリックの手数が少なければなと思うのであった。

 ピーター・クリスが直前に脱退してしまったのが残念だ。当然のように、ベスもハード・ラック・ウーマンも無かった。しかし、ピーターの曲を1曲だけエリックが歌っていたな。なんだっけ。

 アンコール1曲目は意表をついた「アイ・ワズ・メイド・フォー・ラビン・ユー」、2回目は定番「ロックンロール・オールナイト」だった。さようなら、キッス。

 左スピーカーの真ん前なので急性難聴になってしまった。寝るときには耳鳴りが激しいのだった。

追記:
 なーんて書いたけど、解散なんかしやしない。オトナはやだな。

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Last Update : 2003/10/07