日程:
03年4月27日(日)
場所:
宇都宮 VOGUE
メンバー:
マーシー(vo), シャラ(g), カイ(b), クドー(ds)
約20年振りのアースシェイカーだ。
アースシェイカーは今年で結成20周年だそうだ。結成時はメタルブームの真っただ中で、ラウドネス、44マグナム、マリノ、X-RAYといった関西メタル勢が活躍していたが、アースシェイカーもその一味だ。メンバーの誰かが京都教育大付属高校出身で、大学の友人の先輩であったために、メジャーデビュー前からライブに行っている。銀閣寺道にあったサーカス・サーカスというライブハウスに何度か行ったし、京教大の学祭にも観にいった。一度解散したが、何年か前に再結成している。そのアースシェイカーが宇都宮に来た。おととしの年末にも来ていたが、行けなかった。
チケットはローソンのキカイで買った。初体験だ。友人の話によると、発売時間ジャストに買えばそこそこいい席が取れるらしいが、前に誰かいたりすると発券操作に時間がかかるために厳しくなるらしい。何軒かのローソンを考えて出かけたが、最初の店のキカイが空いてるぜ。ああ、よかったよかった。えーと、はいはい、と。ほぼ10時ちょうどだ。しかし、発券されたチケットの整理番号は「C-186,187」。なんとC。その上180番台だよ。なんだ、うしろのほうか、意外と人気あるんだなーと思っていた。
当日、友人と開場時間ちょっと前に行くと、人はまばら。あれ。。。さらに、Aチケット、Bチケットと入場案内があるが、入っていくのはごく少数。これってどういうシステムなんだろう。Cチケットの方、と呼ばれて入場すると、そこにいるのは20人くらい。おかげでマーシー正面の3列目がゲットでき、拍子抜けしてしまった。さらに、小さいライブハウスだから近い。実はVOGUEに行くのは初めてで、もう少し広いかと思っていたが結構狭い。KENTより狭いね。スタンディングでも180は入らないんじゃないかな。と思ったら、HPには300入ると書いてある。うそー。で、今回は150くらいかな。あの整理番号はなんだったのかと。ま、てなわけで、あまりに近いので興奮する我々であった。
ローディーがサウンドチェックを終える。BGMがでかくなりメンバーが登場した。近い。こんな近くで観られるなんて、20年前では考えられない。マーシーに手が届くぜ。曲は新旧おりまぜているらしいが、我々は新譜を含む最近のアルバムを予習していないのであった。最初の4枚しか知らないぜ。しかしながら、相変わらずポップな音造りで楽しむことができる。また、マーシーのMCが漫才だ。クドーのひとり漫談のコーナーもあった。さすが関西メタル。
演奏はカタイ。堅実だ。派手さはないがしっかりしたリズム体と、見せ物芸はないが着実にリフを刻むシャラのギターに好感が持てる。昨今のバンド事情を考えると、かなり地味な演奏だ。マーシーもよく声が出ている。最初は控えめだった音量も、だんだんと上がってくる。
バラードの名曲「ありがとう君に」では涙が出るぜ。ラストは「MORE」で最高潮を迎える。同行した友人が盛り上がるので、一緒に爆発できた。ああ楽しい。アンコールでは名曲「EARTHSHAKER」も聴けた。最後にメンバーがステージ前に並ぶ。クドーの手を握る。投げたスティックをゲット。ああ、ミーハー。
楽しめるライブだった。次回も必ず行くぞ。
玄関には神保さんと菅沼さんのサインと並んで、クドーのスティックが飾ってあるのだった。
Set List(わかるのだけ)
WISKY AND WOMAN
T-O-K-Y-O
I FEEL ALL SADNESS
ざわめく時へと 〜Drums solo
ありがとう君に
RADIO MAGIC
MORE
encore
EARTHSHAKER
参考資料:ツアー初日(20日、千葉)のSet List
風の音
走り抜けた夜の数だけ
明日を指差す魂
ありったけの愛
WISKY AND WOMAN
I FEEL ALL SADNESS
そこにある詩
ざわめく時へと〜Drum SOLO
DANGER
マシンガン・マッシュルーム
ありがとう君に
RADIO MAGIC
強く咲け
MORE
encore
誇りであるために
EARTHSHAKER
楽器のコーナー
ギター:
HAMER ダブルカッタウェイのレスポールタイプ。
HAMER 58年フライングVタイプ。
ほとんどを前者で弾いていた。
アンプはなんとグルーブ・チューブ。ヘッド+キャビ。なんか似合わない。
ベース:
アリアのなんだろ、へんなかっこ。基本はジャズベ。
アンプはアンペグ。
ドラム:
パールのMXかMRか。26,26BD,14TT,16,18FT 2バス1タム2フロア。ロックの王道。
シンバルはセイビアンで、すべてブリリアント仕上げのぴっかぴか。セッティングはクラッシュ系を左右対称に6枚。このセッティングだと、ハイハットがじゃまなために左手側が叩きづらく、かなり肘をあげているのがつらそうだった。やはり、ロックは機能よりルックスだ。
スポークスがすべてのシンバルの上に付く。これまたメッキがかけられてぴっかぴか。スポークスってのは、昔レモが出していた(今もあったりして)パーカッションの一種。子供用自転車のキャストホイールといった外観だ。カイーンという音がする。使ってるのは、テリー・ボジオくらいか。6個、全部サイズが違う。しかし、叩いたのはドラムソロの時だけ。ほとんど飾りだ。
ドラムソロは典型的ツーバスのソロ。