ライブ

03/6/11 ザ・モスト at 吉祥寺 サムタイム

日程:
 03年6月11日(水)
場所:
 吉祥寺 サムタイム
メンバー:
 多田誠司(as,ss), 石井彰(p), 上村信(b), 大坂昌彦(ds)

 ザ・モスト、って、海外アーティストは英字、国内はひらがな・カタカナ・漢字表記にしてるんだけど、違和感あるね、さすがに。もとい、The MOSTは多田のバンドである。彼は日野皓正、香取良彦、辛島文雄などのバンドでサックスを吹いている。大坂さんは日本一のジャズドラマーで、上村は大坂=原(朋直)クインテットのベーシストだった。石井は小林桂、川嶋哲郎などと活動しているようだ。

 30分前に店に着くと予約はあるかと聞かれ、していないと答えるとあまりいい席ではないがと案内された。すでにかなりの客が入っている。しかしながら、遮蔽物はあるもののドラムをななめ上から見下ろせるまずまずのポジションだ。

 演奏はほとんどがメンバーのオリジナルだ。コンテンポラリーな曲調で、キメやリズムのしかけが多い。ベースがよく聞こえず、トーナリティがきびしいのがつらい。女性やフツーのヒトっぽい客が多かったのだが、受け入れられたのかな。とはいえ、ソロは比較的オーソドックスだ。まあ、コード進行もそこそこ凝っているので、フレーズで聞かせなくてもいいのかなという感じもした。大坂さんのドラムもちょっとくどい。フレーズも空間を薄く埋める感じだった。レガートはいつもよりはねてて、2・4のアクセントが強い気がする。これらは、バンドのコンセプトに合わせたのだろうか。パターンもなかなか凝っていて、リズムが取り辛い(笑)。また、フレンチグリップはやめたようで、ほとんどレギュラーだった。

 なんかちょっと批判的。実際「すごくいい」とは思わなかったんだよね。メンバーの技量は優れていると思うけど。音量バランスが良ければ、もう少し印象は違うと思う。

 吉祥寺サムタイムは初めてだったが、なかなかイイカンジだ。とりあえず安い。チャージが1,500円で飲み食いも安め。オールド・アメリカンの内装は、きれいーって感じではないけどまあまあ。ちょっとテーブルが狭いけど女の子と行くにはいいんじゃないでしょうか。音響がイマイチだけどね。ステージは7:30,9:00,10:30の3セット。最終セットを聞くと帰れなくなってしまうので2セットで店を出たが、新幹線の最終にギリギリ間に合った。

 帰り際に大坂さんの楽器を見た。いつものヤマハだな。と、あれ、こ、こ、これは、パールのハイハットスタンド。げげげげー。ってそれほど驚くほどのもんかっての。

楽器のコーナー
ベース:
 アンプがGKのMBでした。
ドラム:
 ヤマハ メイプルカスタム・アブソリュート 18BD,12TT,14FT
 シンバルは不明 一応ジルジャンのカタログなどでは現行Kジルジャンってことになっているが、ビンテージでしょうね。ああいうカンジのハイハットが欲しいな。
 ハイハットスタンドが、なんとパールのH-2000。これってカムが付いてるヤツだよ。こんなの使い始めたんだ。うー。この手のリンク系のやつはジャズのヒトは使わないと思っていたけど。23,000円か。ボーナス出たしな。でもハイハットスタンドはセットを出さないと使わないんだよな。うー。

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Last Update : 2003/11/16