ライブ

03/6/13 小山太郎 3 featuring 田中裕士 at 古河 アップス

日程:
 03年6月13日(金)
場所:
 古河 アップス
メンバー:
 小山太郎(ds), 田中裕士(p), 安カ川大樹(b)

 我が師匠(ってレッスンを1回受けただけだっての)である小山さんを追っかけて古河に行ってきた。交通手段はいろいろ考えたが、天気が芳しくないのと渋滞を避けるのとで電車にしてみた。古河駅には初めて降りたのだが、なかなかひなびてる。アップスはその商店街の外れにある。着いたのは7時半頃で、まだリハをやっていた。グランドピアノがあるが、その他は小さなパブという感じの店だ。ライブは8時からの予定だったが、8時半頃ようやく始まった。

 曲はチック・コリアやハービー・ハンコックの曲、アレンジされたスタンダード、小山さんのオリジナルと多彩だった。チック・コリアは名盤「フレンズ」に収録されている「ザ・ワン・ステップ」が、ピアノの上に設置されたシンセでローズの音を使って演奏された。スタンダードは「ラウンド・ミッドナイト」や4/4拍子の「テイク・ファイブ」、さらにはアレンジされまくった「カルメン」(ビゼー)も演奏された。アレンジは田中裕士の手によるということだ。

 演奏はかっこいい。アレンジもややトリッキーで若干のムリはあるもののうまく仕上がっている。ピアノは選曲にも現れているようにハービーやチックに影響を受けていると思われ、それもあってか「カメレオン」や「アランフェス」などのテーマがソロに織り込まれていた。リズム体はかなりタイトで、タイム感が気持ちいい。テンポの速い曲のスピード感が素晴らしい。BPM:300くらいでレガートを切りながら、左手右足のフレーズをたたみ込む。フラット・ライドによる暴れないレガートが奏功している。

 小山さんは大坂さんなどとはずいぶんスタイルが違う。本田珠也さんあたりが近いと思われる。海外だとロイ・ヘインズか。スイング少な目で粒だったスクエアなフレーズが多い。なお、ソロアルバムが1枚出ている。まじめにコピーしようか。

 もう1回追っかけをやろうかなと考えている。

古河アップス
 実は行くのは初めて。結構ライブをやっていて、かなりメジャーな人が来る。例えば、7月にはケイ赤城が来る。あれ、知りません? マイルスのバンドにいたこともあるのに。。。キャパが小さいのでチャージは高め(今回は前売り4,800円)だが、かなり近くで見られる。でも、ロケーションが中途半端だな。電車だと50分で740円と、都内までの半分だ。車だと時間にも依るが、開演の8時を狙うと1時間以上はかかりそうだ。なお、帰りは終電の1本前で、宇都宮着は1時だった。

楽器のコーナー
ドラム:
 SONOR Signature 22BD, Phonic 12,13TT,14FT
 Ludwig Chrome on Brass 14x5
 istanbul Mehmet Heavy Crash 17, Mehmet Flat Ride 20, Agop Mini Cup Jazz Ride 22, Hi-hat Heavy (top) / Medium (bottom) 14
 なんで混合なのか聞いたところ、80年頃のシグネーチャーとフォニックのセットを持っているそうで、組み合わせは音の好みによるものだそうだ。なお、シェルはどちらもビーチの厚胴だ。タム類のヘッドはレモのCSで、音程感がはっきりしていることから使っているとのことだ。
 スネアはラディックの14x5。ブラス胴にクロムメッキ。1920年代のモノだそうで、チューブラグにシングルフランジリムだ。ヘッドはレモのファイバースキン3。

banner
Last Update : 2003/11/16