ライブ

03/6/22 藤陵雅裕 4 at 新宿 ピットイン

日程:
 2003年6月22日(日)
場所:
 新宿 ピットイン
メンバー:
 藤陵(ふじおか)雅裕(as,ss), 福田重男(p), 香川裕史(b), 小山太郎(ds)

 小山さんの追っかけ(笑)をやってきた。

 藤陵さんは、布川俊樹のVALISや熱帯ジャズ楽団に参加しているサックスプレーヤーだ。そのグループに小山さんが客演したという形だ。一部変更はあったが、セットリストが事前に配られたのは初めての体験だ。

 演奏はさすがにうまい。ただ、ベースがマイク取りで、最前列に座ったせいもあってアタックが弱く、リズムのキレはあまりいいとは思えなかった。また、バラードにおけるドラムのブラシ演奏は、ややオーバープレイかなという気もした。

 マービン・ゲイの「What's Goin' on」は、テーマ部は6/8拍子に、サビ後の間奏は倍テンの4ビートにアレンジされていた。「Norwegian Wood」も6/8に・・・ってもとからか。

 セカンド・ステージでは、18才の若さでナベサダに抜擢された横山和明さんが1曲乱入した。「On Green Dolphin Street」をやったのだが、小山さんとはかなりスタイルが違う。NHKで放送された番組の中でもあったが、フェイバリットドラマーはビリー・ヒギンズ、フィリー・ジョー・ジョーンズといったモダンジャス初期の人たちだそうだ。それもあってかレガートはかなりはねる方で、アフロのところもはねていた。フレーズも非常にオーソドックスだ。しかし、4分のパルスが弱いなという印象だった。また同曲に若い女性のフルート奏者も参加したが、演奏はともかくキレイなヒトだった。

 なかなか難しいね。

Set List
1st
 Direct Flight (T.Koyama)
 Monsoon Messenger (T.Koyama)
 Lullaby (S.Fukuda)
 Escape to Paradice (M.Fujioka)
 Don't Be Silly (S.Fukuda)
2nd
 Go Ahead Nigel (S.Fukuda)
 On Green Dolphin Street
 What's Goin' on (M.Gaye)
 Dear My Friend (M.Fujioka)
 Norwegian Wood (Lennon/McCartney)

楽器のコーナー

サックス:
 自前のマイクシステムを使っていた。コンデンサマイクが2本。ソプラノは2本使い、ベルのほうの1本はアルトと共用だ。足元につまみがいっぱい付いたマイクプリのようなものが転がっており、楽器を変えるときにプリセットスイッチのようなものを押していた。

ベース:
 4弦にD?C?B?チューナーが付いていた。これは、指板が上方に延長されたもので、通常の演奏時は、レバーを下ろしてEで使う。ギターで言うとチャーのシグネーチャーであるESPのファニチャーに付いているモノと似ている。初めて見た。これはなんていうものだろう? また、ピックアップ・アンプを使わず、マイクというのは珍しいのでは。

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Last Update : 2003/11/16