ライブ

03/8/30 魂の軌跡 at 宇都宮市文化会館

日程:
 03年8月30日(土)
場所:
 宇都宮市文化会館大ホール
イベント:
 「魂の軌跡」 ライブハウスBig Apple 15周年記念企画
出演(30日出演順):
 トミイセイジ&浅見安二郎
 細坪基佳(ex.ふきのとう)
 加奈崎芳太郎
 ブレッド&バター
 鈴木康博(ex.オフコース)
 高田渡
 杉田二郎
 GS & 元アイドルスペシャル(アイ高野、真木ひでと、伊丹幸雄)
 スペシャルセッション(高内春彦、倉沢大樹、今沢カゲロウ、斉藤敦史)

 このイベントはBig Appleの15周年企画として、文化会館大ホールで28,29,30日の3日間に渡って行われた。島流氏がGS & 元アイドルスペシャル(命名は私)でベースを弾くという。トリのセッションバンドにも興味がある。ということで行ってみた。なんとチケットは5,300円だ。

 出演者のジャンルがバラバラ。前半はホントにフォークジャンボリーだ。その後にアイドルが出て、最後がジャズ系のセッションという節奏の無さ(失礼)だ。へーんなイベント。出演順がわからないので、開演の3時に会場に入ったのだが、終わったのは8時を回っていたという、5時間以上の長丁場だった。

 思ったより良かった。意外とフォークがいい。まずは細坪さんが良かった。なかなかきれいな曲で、普段は聞かないジャンルではあるが聞き入ってしまった。歌詞に「きみ」がいっぱい出てくるのがちょっとなとは思ったけどね。美しいハーモニーを聞かせてくれたブレッド&バターは、達郎もやっている「ピンクシャドウ」を披露。これってブレバタの曲だとは知らなかった。やっさん(鈴木康博)は、オフコース時代の「一億の夜を越えて」「汐風のなかで」を歌った。この辺は結構好きだ。オフコースは小田和正よりやっさんの曲の方がいい。ソロでの弾き語りだが、ギターのアレンジもなかなか良かった。ついでに「歴史は夜作られる」が聞きたかったな。また、フォークのヒトはMCが面白い。最後にはフォークの出演者全員で杉田二郎の「戦争を知らない子供たち」歌うという、なかなか楽しいフォークジャンボリーだった。

 GSコーナーはなかなか笑えるステージだった。昔の曲を歌ったのだが、みーんな昔は良かったが今はこんなだ、というストーリーのMCで笑いをとっていた。これが過去の人たちの営業スタイルなのか。コスチュームもアイドルアイドルしていて、なかなかよい。真木ひでとのファンクラブの方々ががんばっていたね。

 スペシャルセッションのオープニングは「All Blues」だ。ドラムはクローズド・ロールで入るが、スネアにゲートがかかっていてPAからは音が出ない。高内さんのギターがかっこよかった。フルアコ+コーラスでのフュージョン的スタイルだったが、フレージングやコードソロがいい。ギター・ソロのコーナーでは、エレガットで枯葉などをモチーフにインプロビゼイションを決めていた。ガットなのに、タッピング・ハーモニクスがちゃんと出るのね。ベースはベース忍者と呼ばれているらしい。フレットレスでスラップを決める。ソロでは、自分の音をサンプリングして重ねるという手法を使い、スキャットもおりまぜてなかなか楽しい展開だった。ドラムはもひとつかな。倉沢さん、お疲れ様でした。ラストはワンコードのジャムだったが、リハの時は各自にソロが回っていたそうだが、本番ではベースとドラムで終わりだった。

 会場の入りは3割くらいか。スペシャルセッションの時には、みんな帰ってしまいかなりまばらになっていた。

 どのくらい赤字になったのかな。

Set List(スペシャルセッション)
 All Blues
 Cantaloupe Island
 〜bass solo
 〜guitar solo
 Jam

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Last Update : 2003/12/01