ライブ

04/9/11 ミスター・チルドレン at 横浜国際総合競技場

日程:
 04年9月11日(土)
場所:
 横浜国際総合競技場
メンバー:
 桜井和寿(vo,g), 田原健一(g), 中川敬輔(b), 鈴木英哉(ds)
サポート:
 河口修二(g), SUNNY(key), 浦清英(key,ss,acordion)

 NAVIとETCで武装したEUNOS800は、渋滞を回避し料金所もスルーし、快調に目的地へと向かう。ああ、科学って素晴らしい。

 会場は横浜国際総合競技場で、スタンドをほぼフルに使った収容人員はなんと6万人。すごいなー。入場するときに回りを歩いている人々の印象からは、意外とオトコが多いな、こりゃ半分くらいいるか、と思われたが、席をチェックするとやはり3割くらいか。でも、予想よりは多い。

 定刻から10分ほど遅れて客電が落ち、オープニングのアニメーションが流れる。メンバーが登場する。新譜「シフクノオト」発売に伴うツアーということで、このアルバムの曲から入ってヒットソングへという構成だと思っていたが、新曲はおおむね後半に集まっていた。

 席はステージ正面のスタンド2Fだ。よって、距離は200mくらいある。BPM:120くらいの曲で、映像と音が1拍まるまるずれてしまうのだった。アリーナ全体が見渡せたのだが、観客が頭上で拍手するとウェーブのように波がステージから後方へと押し寄せていく。スタジアムのコンサートってこんなカンジなんだな。

 音響は当然のように、ボーカルが通ることを重視しているようだ。音が回ってしまう低音楽器はかなり抑えめ。思ったよりは良好に聴くことが出来た。演奏も着実で、アルバムの再現性はかなり高い。機材やスタッフなど、おカネかかってるんだろうな。

 いつも自分が行くようなコンサートとは、観客のマナーがずいぶんと違う。盛り上がる曲と聴き込む曲がきっかりと分けられているようなのだ。みんなでうたいましょーというような曲ではそこそこ盛り上がるが、ぴたりと動きの止まる曲も多い。アンコールでは、客席は総立ち。しかし、アリーナの9割9分は微動だにしない。動いているヒトはごくまれなんだよね。それもアンコール。こんな様子を見るのは初めてで、カルチャーショックを覚えるのだった。よって、私が一番好きだと思われる「ニシエヒガシエ」も、じっくり聴かなきゃいけないみたい。メッセージソングなんだね。歌詞、聴いてないもんな、ワタクシ。

 ちょっとなーという風習もある。ワンコーラス毎にはいる拍手。演歌みたい。スネアが4拍目に入るリズムの曲では、決まり切ったように「ちゃっっ、ちゃちゃ」(●○○● ●○○○)と入る手拍子。アイドルみたい。腕を上下に振るアクションが指定されいている曲がいくつかある。1拍3拍だとウイントン・マルサリスに怒られるな。しかし、みんなよく歌うねー。

 MCはほとんど入らず、曲が続く。アンコールの「Mirror」では、全員がステージ前に並び、グロッケン、アコーディオン、YAMAHAのジョーダン・クラブキットなどで演奏される。ラストは、ドラマ「オレンジデイズ」の主題歌「Sign」だ。ど新曲なのに、聴き込み型であることは誰が決めたのか。と、おおむね3時間のステージだった。

 第2駐車場へとダッシュし、9時15分にクルマにたどり着くが、出口への列は全く動かない。なんと、1時間で10mしか進まなかった。あらー。今日中に出られるのかな。すると他のゲートが開いたのか左前方に動きが見られた。ま、並んでても全然動かないしギャンブルかなということで、そちらに向かう。おかげで計1時間半ほどで脱出できた。しかし、第3京浜への道も渋滞しており、ETCのゲートをくぐったのは11時半。「もちもちの木」計画は「なんでんかんでん」に変更されたのだった。

Set List
 終わりなき旅
 光の射す方へ
 Paddle
 名もなき詩
 口笛
 抱きしめたい
 Everything (It's You)
 Pink〜奇妙な夢
 血の管
 掌
 ニシエヒガシエ
 Image
 Overture
 蘇生
 Youthful Days
 Innocent World
 くるみ
 Any
 天頂バス
 HERO
encore
 Mirror
 Tomorrow Never Knows
 タガタメ
 Sign


楽器のコーナー
 ま、ミスチルも楽器うんぬんってバンドじゃないよね。

ドラム:
 TAMAのスタークラシック・・・だよね、たぶん。演奏は着実。
ベース:
 ジャズベ。あまり聞こえません。
その他:
 わかりません。

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Last Update : 2004/09/13