ライブ

05/1/8 スガシカオ at 栃木総合文化センター

05/1/8 スガシカオ at 栃木県総合文化センター

日程:
 05年1月8日(土)
場所:
 栃木県総合文化センター
メンバー:
 スガシカオ(vo,g)
 "The Family Sugar" as 間宮工(g), 松原秀樹(b), 森俊之(key), 沼澤尚(ds), 大滝裕子(cho), 斎藤久美(cho)

 スガシカオだ。本名もスガシカオっての、知らなかったよ。前回からもう1年半も経つんだな。

 宇都宮は03年のツアーと同様、「Shikao & The Family Sugar TOUR‘05」と銘打たれたツアーの初日だ。前回は、新譜の発売日がツアー初日=宇都宮公演日というふざけた設定だった。発売が遅れたんだろうね。今回の新譜「TIME」はちょっと前に出ている。当たり前だよな。今回はちゃんと予習ができるのだった。

 会場は例によって女性ばっかり。男女比は2:8くらいか。年齢層はやはり30前後だ。

 オープニングは新譜「TIME」から「カラッポ」だ。前半は新譜、後半は旧曲という選曲だった。「TIME」は、まあ、リーズナブルな仕上がりで、飛び抜けた楽曲はないがスガ・ワールドは明確に打ち出せている。

 歌はうまいし楽曲も適度にソウルフル。しかしながら、なんとなくはいり込めないカンジがする。特に「TIME」の楽曲。うーん。洗練はされたけどガッツが失われたかな。もうちょっと荒いカンジの方がいいのかも。

 演奏もうまい。これでツアー初日だもんね。アレンジは打ち込みも交えており、それでもアルバムの再現というよりはライブ・パフォーマンスを考えているようだ。初期の曲もファンク方向に振られている。全体にバンドのまとまりは素晴らしい。キーボードはかなりうすいんだけど、ライブのアンサンブルとしてはいい。コーラスもうまいし、もちろんリズム体は鉄壁だ。

 照明装置が取り付けられた5mくらいのタワーが、ステージをぐるりと囲んでおり、なかなか効果的な演出だった。

 ややヒットなメドレーでエンディングを迎え、アンコールはなんと観客が選ぶという方式だった。メニューが作成されており、スガシカオが指名したヒトが18曲の中から3曲選べるということだ。指名されたのは、物販されていた色の変わるペン型ライトを持っていた女の子。彼女は16番を選び、あと2曲は「おまかせ」であった。「おまかせ」は2番と8番が演奏された。

 まずまず楽しめたコンサートではあった。しかしながら、やっぱりなんか足りないカンジがする。もうちょっとポップな方がいいのかも知れない。このバンドはかなりヘヴィー。軽めのリズム体で、アコギをもっとフィーチャーするという初期のスタイルの方が楽曲に合っているのかも知れない。

 アンコールは「ヒットチャートをかけぬけろ」が良かったな・・・。ベタだけど、このバンドでの演奏が聴きたい。先のハナシとは矛盾するけどね。

Set List
 カラッポ
 夜明けまえ
 秘密
 光の川
 あくび
 魔法
 青空
 アシンメトリー
 愛について
 風なぎ
 アーケード
 サナギ
 June
 かわりになってよ
 Go!Go!
 SPIRIT
 クライマックス
 イジメテミタイ
 Thank You
encore
 IN MY LIFE
 正義の味方
 ストーリー

楽器のコーナー

スガシカオ(vo,g)
 テイラーのアコギ こちらを参照
  B-25じゃないんだね。サウンドホールにはハウリング防止のフタがしてあった。
 モーリスかな 黒
 フェンダー・テレキャスター・シンライン 2ハムの72年以降の形。
 アンプは、なぜかEBSの小さいコンボとフェンダー・ザ・ツイン。EBSってギターアンプもあるのかな。エレキ率は前回より減った。

間宮工(g)
 ギブソン・レスポール・スタンダード ゴールドトップ ほとんどこれ1本
 フェンダー・テレキャスター・カスタム 黒
 マーシャル、VOX AC-30、謎のヘッド
  地味と言えば地味。サポートに徹している。

松原秀樹(b)
 フェンダー・プレシジョン・ベース ローズ指版にサンバースト
 フェンダー・ジャズベース フレットレス ローズ指版で白にパールのピックガード
 アンプはヘッド・キャビともアッシュダウン
  地味と言えば地味。サポートに徹している。

森俊之(key)
 正面下から:ウーリッツア200、コルグ・CX-3(箱入り)
 向かって左の下から:ローズ・スーツケースピアノ、不明のシンセ、ホーナー・クラビネットD6、奥にクラヴィア・ノードリード
 右:ヤマハ・MOTIF(SY99かも)
  クラビの頻度が非常に高い。ソロも取っていた。歪ませたり。珍しいね。ウーリッツアは使ってるのかな。CX-3は木目調の箱に入っていた。この手法はDeep In Rockのじょんさんと一緒。じょんさんも昔はCX-3を使っていたな。

沼澤尚(ds)
 パール・マスターズ・レトロスペック(MSX)22BD,12TT,14,16FT レッドオニックス
  フロアが増えたね。
 スネアは不明。いきなり3曲目で交換していた。サイドにサブスネアあり。
 シンバルはセイビアンとパールのWILDのはず。ハイハットは、WILDの16クラッシュを2枚使用。16って珍しいね。それもクラッシュ。
  演奏は良かった。最近、見直してる。

banner
Last Update : 2005/01/14