ライブ

05/4/29 ウルフルズ at 栃木県総合文化センター

日程:
 05年4月29日(金)
場所:
 栃木県総合文化センター
メンバー:
 トータス松本(vo,g), ウルフルケイスケ(g), ジョン・B・チョッパー(b), サンコンJr.(ds), 伊東ミキオ(key)

 はい。「バンザイ」「ガッツだぜ」「暴れだす」の3曲しか知りません。でもなぜか来ちゃいました。ところで「ウルフル」ってなーに?

 このツアーはニューアルバム「9」リリースに伴うもの、でいいのかな。席は2階の真ん中へん。男女比は1:9くらいと、ほとんどが女性だ。もっと年齢層が高いかと思いきや、けっこう若いコが多く平均で20代なかばくらいになりそうだ。ツアーTシャツを着たコアなファンも多いのだが、2階席の両端には空席が目立つ。ここのキャパは約1500。遠方からの追っかけも多いだろうから、栃木のファンって少ないのかも。やっぱり、そんなには人気無いのかな。お、そこを歩いてるのは、ふりふり斎藤(×chiliのベース)御一行様だよ。

 オープニングのSEが流れ、客電が落ち、メンバーが登場する。観客席は当然総立ち。新譜からの「バカサバイバー」でスタートした。

 思ったよりも音が小さい。特にドラムのバランスが低く、スネアが小さい。そんなにバック・ビートを強調しないんだね。また、ギターの中域がボーカルにかぶり、歌の明瞭度が低い。このバンドの特性上、歌詞がよく聞きとれないのは痛い。この音作りはちょっとキビシイ。全体に、70年代あたりのふるーい音作りではあるが、ねらい所がよくわからない。少なくともモータウンじゃないな。

 リズム体が異色だ。ドラムはちょっとはねぎみで、まずまずジャスト。リンゴ・スターみたいなカンジ。音量が小さいし低域が出ていないので、軽めに聞こえる。スティックの上げ下ろしが硬いな。ベースは、チョッパーという名前に反してほとんどがピック弾きなのだが、音のアタックは丸い。で、位置が思いっきりうしろ。これが、ちょっと考えられないくらいあとノリなんだな。しかしながら、音楽トータルではそれほど違和感は無い。ウルフルズに対する自分のイメージは「ちょっとファンキー」だったのだが、「みょーにファンキー」に訂正しておこう。クールではなく、どろっと黒い。

 ま、客のノリがコア。曲によっては振り付けもあるし。初めて来ると浮くかも。しかしながら、思ったより演奏は正統派だ。もうちょっとMC重視だと思っていたが、けっこうばしばしと曲を繰り出してくる。

 最前列では、ママと小学校低学年くらいの女の子と5才くらいの女の子がのりのりで踊っている。しかしながら、疲れたのか5才のコは入退場を繰り返していた。その左では、乗り切れないおじさんが通路にはじき出されていた。

 アンコールの拍手の中、ローディーが2人でレスリーを見ている。回らなくなったのかな。もちろん(?)アンコールは知らない曲であった。

 エンターテインメントとしては、まずまず良好か。しかしながら、ファンじゃないとわからない符丁が多いのは困りものだ。掛け合いとか「AAP」(あほあほぱわー これがキーワードになっているらしい)のフリとか。ま、ファンとしてはうれしいのだろうけど。このような日本独自と思われる風習は控えた方がいい。

Set List
 バカサバイバー
 ゼンシン・イン・ザ・ストリート
 ニャーホホ
 ワルツ!
 大丈夫
 日だまりの中で
 テラセ
 ブキー
 しあわせですか
 〜大阪ストラット
 〜すっとばす
 〜びんぼう’94
 〜ダメなものはダメ!
 〜AAPのテーマ
 〜今夜どう
 〜しあわせですか
 暴れだす
 バンザイ〜好きでよかった〜
 ウルフルズ AAP のテーマ
 ええねん
 愛撫ガッチュー
 ガッツだぜ!!
 まいどハッピー
encore
 ほら急げ
 かわいいひと
 いい女

楽器のコーナー

ドラム:
 プレミア(Premier)のセット。22BD,12TT,16FTくらいか。色はシルバー・スパークルかな。正当派3点セット
 小出シンバル
  クラッシュ、ライド、ハイハットだけ。最小限のセットだ。

ベース:
 フェンダー・プレシジョンベース。白。アンプもフェンダー。重いベースだ。

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Last Update : 2005/05/07