ライブ

05/8/30 辛島文雄 3 at 古河 アップス

日程:
 05年8月30日(火)
場所:
 古河 アップス
メンバー:
 辛島文雄(p), 井上陽介(b), 小山太郎(ds)

 前回の攻撃的辛島さんはこちら。ずいぶんムカシだな。

 今回はクルマで行った。宇都宮から1時間くらい。アップスは古河の駅から歩いて10分くらいの所にあるのだが、8時にはすでにあたりは寂しいフンイキ。地方都市だな。

 入りはおじさんを中心に30ちょっとか。小山さんのお弟子さんも数名。全体に、小山ファンが多いようだ。出身地の佐野も近いしね。

 辛島さんのオリジナルでスタート。もうすぐNYでジャック・ディジョネットらとレコーディングするそうで、今日はそのリハーサルだと言っていた。冒頭の2曲は、その新譜に収められるそうだ。のっけから飛ばす飛ばす。リズムがいいピアノだ。比較的バップ的イディオムは少なく、さらにブルージーでない。リズム体もどタイトで、ソウルっぽさが希薄。かなりかっちりした印象だ。インタープレイは圧巻。ピアノの位置が変更されたレイアウトで、メンバーがアイコンタクトを交わしながら、緩急自在の演奏を繰り広げる。かっこいいねー。前のピットインでのリズム体(荒巻、本田)がちょっとルーズでしょ。あれはあれでいいけど、こっちもいい。

 選曲は例によって、辛島さんのオリジナルとスタンダードで2ステージ。長い譜面を使った6/8のラテンナンバーや変形ブルース等々、バリエーションに富んでいた。また、高速「Oleo」がすさまじい。

 ドラムセットは1タム1フロアのいわゆる3点セット。3点での小山さんを見るのは初めてなのだが、やはりちょっぴり違うカンジ。やっぱり2タムの方がいいなとは思った。それを割り引いても迫力のある演奏だった。レガートはほとんどがフラット・ライドなんだよね。このスタイルって珍しい。シンバルもほとんどが厚め。好きなんだそうだ。最近は薄目がはやりなのにね。楽器も含め、独自のスタイルを持っているといえる。最近、グレッグ・ハッチンソンがお気に入りなのだが、ちょっと似てるのかな。

 辛島3、お勧めです。このメンバーでまた見たいな。

楽器のコーナー

ドラム:
 NEGI 18BD,10TT,14FT
 SONOR Signature HLD-593 14x4(ブロンズのピッコロ)
 istanbul Mehmet Heavy Crash 17, Mehmet Flat Ride 20, Agop Mini Cup Jazz Ride 22, Hi-hat Heavy (top) / Medium (bottom) 14
 Zildjian A Swish 20
 Paiste Accent Cymbal 4,6,8
 お弟子さんのセットだそうだ。RIMS付きだが、小山さんはフローティングマウントは好きでないそうだ。リジッドの方が締まってていいとか。
 キックは結構ミュートがきつかった。ま、店の音場に合わせているのだろう。

ベースアンプ:
 POLYTONE  Mini Blute II

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Last Update : 2005/08/31