ライブ

06/1/20 カシオペア with シンクロナイズドDNA at 東京厚生年金会館

日程:
 2006年1月20日(金)
場所:
 東京厚生年金会館
メンバー:
 カシオペア:野呂一生(g), 向谷実(key), 鳴瀬善博(b)
 シンクロナイズドDNA:神保彰(ds), 則竹裕之(ds)
 
 今回のカシオペアは「with シンクロナイズドDNA」だそうな。なにかと企画モノが多いね。「対スクエア」とか。ま、多少は目先を変えないと、動員も厳しいのか。
 
 ああ寒い。明日(1/21)は雪が降るって。自分のライブがあるのにな。
 
 相変わらず会場の年齢層は高く、40才前後かそれ以上が多い。女性比率が2割くらいと意外に低い。
 
 ステージの、後方左に神保(以下敬称略)、右に則竹。神保のセットにパッドは無い。ということは、トリガーモノはやらないのか。

 客電が落ち、メンバーが登場する。オープニングは日山時代の「THE SKY」。同行した友人に開演前、カシオペアでやりたくない曲ベスト3は、と聞かれて「LOOKING UP」「FIGHT MAN」と答えたが、2曲目はその「LOOKING UP」だった。そのあと、新譜「SIGNAL」をアルバムの曲順で全部通した。ドリームシアターかい。新譜にもシンクロナイズドDNAは参加しており、ところどころにシンクロなパターンが入っている。

 音はまずまずか。定番のなつかしメドレーは今回はナシ。高齢化社会なので、座って鑑賞だ。

 野呂がナイロン弦エレアコに持ち替えたアコースティック・コーナーは、「SOMBRERO」「DAZZLING」。続いてシンクロナイズドDNAコーナーは、スティック・クリックから始まる「DNA EXPRESS」だ。聞くたびに、ちょっとずつ変わってるね。そして意外な「STREET PERFORMER」。この曲は本来2バスなのだが、シンクロナイズドDNAということで、キックも2人のシングルによるコンビネーションになっていた。譜例は等幅フォントでお楽しみ下さい。
 
上段:SD、中段:BD、下段:割り振り
○○○○●○○○ ○○○○●○○○ ○○○○●○○○ ○○○○●○○○
○●●●○○●○ ●○●●○○○● ○●●●○○●○ ●○○○○○○●
○則神則○○則○ 則○則神○○○則 ○則神則○○則○ 則○○○○○○則

 しかしながら、則竹の方がキックの音量が大きく、ノリはイマイチだった。
 
 続いてベースソロ。聴衆を無理矢理立たせる。そして定番のまくりへ。
 
 アンコールの拍手が乱れないのは年の功。アンコール1回目は「GALACTIC FUNK」。Aメロ頭での、右手左手でクラッシュを叩く伝統のスティッキングは、神保・則竹とおそろいだ。2回目はアドレナリンの出たアマチュアみたいにテンポの速い「HALLE」。3回目は「GOLDEN WAVES」。予想された「MID MANHATTAN」は無かった。
 
 昔の曲をやるとき、鳴瀬はベースラインを変える。けっこう変える。気持ちはわかるが、オリジナルの方になじみもあるし違和感は大きい。「LOOKING UP」や「HALLE」における鳴瀬のプレイに対する不満は、帰る途上のあちこちで聞かれた。

 まあ、ドラムが2人いるメリットは無いな。則竹は不要だろう。

 日曜日はカシオペアのライブDVD特集で過ごした。

Set List
 THE SKY
 LOOKING UP

〜SIGNAL Medley〜
 AWAKEN
 MIST
 心・奥 KOKORO-CK
 WILL YOU LOVE ME TOMORROW
 ESCALATION
 ASOBIにつれてって
 LIFE LONG SERENADE
 PITY
 ARDENT
 PAST AND FUTURE

 SOMBRERO
 DAZZLING
 DNA EXPRESS
 STREET PERFORMER
 PINK PUNK FUNK
 〜WO BASSIN
 FIGHTMAN
 ASAYAKE
encore
 GALACTIC FUNK
 HALLE
 GOLDEN WAVES

楽器のコーナー

神保:
 YAMAHA Oak Custom Absolute Nouveau
 BD:22x17, TT:8x7, 10x8, 12x9, 14x12, 16x14 色は神保カラー。ホワイト・スパークルのラメ5倍増し。
 もちろんティンバレスもセット。
 ジルジャンのシンバル。ドラマーから見て左から、9スプラッシュ、17クラッシュ、11スプラッシュ、20ライド、15Azuka Latin Multi Crash、19チャイナ、19クラッシュ。
 アズーカを除くすべてのシンバルがKジルジャンのハイブリッド(真ん中へんがブリリアント仕上げでレイジング(溝きり)無し、周辺がレイジングあり)仕様。今春発売されるそうだ。

則竹:
 YAMAHA Birch Custom Absolute Nouveau
 BD:22x16, TT:8x7, 10x8, 12x9, 14x12, 16x14 色はアップル・スパークリング・フェイド。
 スネアはメインがブラス 13x5.5。サブに12x4のピータ・アースキン・シグネーチャー。
 ジルジャンのシンバル。ドラマーから見て左から、20 Kチャイナ、6 Kスプラッシュ、16 Kコンスタンチノープル・クラッシュ、8 Kスプラッシュ、20 Kコンスタンチノープル・ミディアム・ライド、18 Kコンスタンチノープル・クラッシュ、のはず。

 二人ともインナー・イヤー・モニターを使っている。簡単に言えば、イアホンでモニターしてるってこと。しかし、両者に大きな違いがある。ドラムを離れるとき、神保は耳から外すが、則竹はプラグを抜く。ちなみに、ワタクシは則竹タイプ。コードを服に固定しないと気になるんだよね。

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Last Update : 2006/01/23