ライブ

07/5/26 小山太郎 6 on アルクまつり

日程:
 07年5月26日(土)
会場:
 佐野南商店街特設ステージ
イベント:
 アルクまつり
メンバー:
 小山太郎(ds), 大野俊三(tp), 川嶋哲郎(ts), 片岡雄三(tb), 田中裕士(p), 杉本智和(b), ゲスト:小林啓一(vib)

 アルクまつりというのは、佐野南商店街が主催するおまつりだそうだ。スーパーやらなんやらが、かたまって建っているとこがあって、その駐車場にステージがあつらえてある。回りにはごちゃごちゃと屋台が出ている。こじんまりとした、地方都市の商店街のおまつりだ。そこのメインイベントとして、小山さんのライブがあるということで行ってきた。

 小山さんが大野さんに声をかけたところ、後日、予想外にOKの返事が来たとのこと。そんなこんなでセクステットになったとか。当初はサックスが近藤和彦さんで、カルテットの予定だったらしい。

 佐野名物イモフライを買って、最前列に陣取る。聴衆は200人くらいか。うち、ジャズファンは20人。

 オープニングは「Moment's Notice」。管が3人もいるので、コンパクトにソロを回すからか、みんなおとなしい。大野さんは、アウトフレージング系。彼のオリジナル「Musashi」は、ほとんどワンコード+リフの曲だが、こういう曲の方がスタイルに良く合う。川嶋さんはおとなしくしているかと思いきや、「Tail to Nose」では突っ走る。以降もばりばりといく。しかし、このヒトはどんな風に吹いてもうまい。どの曲かは忘れたが、まるっきりマイケル・ブレッカーをやっていた。

 2ステはおとなしめ。ラストの「Caravan」のAメロは3管だったのだが、メイン・テーマを誰も吹かないアレンジだ。さらに、Bメロはテナーだったのだが、3度か5度上。これって一般的なのかな。最後は3管のバースだ。こうなるとトロンボーンって不利だよね。ハイノートも出ないし、ギミックもあんまりない。バースのラストは3管が吹きまくり、本日の最大音量となる。すると、PAの電源が落ちてしまった。幸いにも電子ピアノ(スピーカー付き)、ベースアンプの電源は生きていたので、バイブからピアノのソロへ。電源が復帰して大団円を迎えた。

 アンコールの「Monsoon Messenger」は、セロニアス・モンク・インターナショナル・ジャズ・コンペティション作曲部門優勝の(長いな)、守屋順子さんに3管のアレンジをお願いしたそうだ。小山さんがラテンのソロを決めて、締めくくった。

 高質なライブがタダで聴けてラッキーだ。PAの音がでかすぎるのと、ピアノが電子なのがちょっと残念。来年は、キンキンした声でしゃべる司会のおねーちゃんを、何とかして欲しい。

Set List
1st
 Moment's Notice
 Musashi(大野俊三)
 Central Park West
 Tail to Nose(小山太郎)
2nd
 Someday My Prince Will Come
 Firefly(大野俊三)
 母さんの歌
 Caravan
encore
 Monsoon Messenger(小山太郎)

楽器のコーナー
 SONOR Signature 22BD, Phonic 12,13TT,14FT
 SONOR Signature HLD-593 14x4
 istanbul Mehmet Heavy Crash 17, Mehmet Flat Ride 20, Agop Mini Cup Jazz Ride 22, Hi-hat Heavy (top) / Medium (bottom) 14
 Zildjian A Swish 20
 Paiste Accent Cymbal 4,6,8
 小山さん自前のセット。音は、ま、PAを通してたから。
 相変わらずシャープな演奏だ。

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Last Update : 2007/05/26