ライブ

07/11/4 小山太郎 3+2 on MIYA JAZZ INN 2007

日程:
 07年11月4日(日)
イベント:
 MIYA JAZZ INN 2007
オフィシャルサイト:
 http://www.utsunomiyamusic.jp/jazz/index.html
会場:
 オリオンスクエア
メンバー:
 小山太郎(ds), 田中裕士(p), 生沼邦夫(b) ゲスト 高内春彦(g), 川嶋哲郎(ts,ss,fl)

 へたれな週末を過ごしており、今年のミヤジャズはこのコンボしか見ていない。みなさんごめんなさい。

 ちょっと寒いけど、機動力を考えてバイクでGO。会場はオリオンスクエアという、元は109、その前はアムスというファッションビルだったところだ。建物は壊されて、広いイベントスペースに再構築されている。市街地のど真ん中にあり、イベントの無いときに行くとがらんとしていていて違和感がある。

 ドトールでカフェラテを買って、するすると右側PAスピーカー直前の席を確保した。聴衆は1000人を越えていそうだ。年齢層は上から下まで幅広い。フツーのジャズのコンサートとは違った客層だ。

 こんな聴衆なのに、選曲はメンバーのオリジナル+あまり有名で無い曲。いわゆるスタンダードはナシ。それでいいのかなという気もちょっとはする。オープニングは小山さんのソロアルバムから「The Rare Moon」を、トリオ+高内で演奏した。高内さんは深くコーラスのかかったギターで、ゆるゆると奏でる。生沼さんは髪をワックスで決めており、衣装もかっこよく、いつもとは別人だった。(失礼)川嶋さんを加えての「Tail to Nose」は、テナーが先テーマの入りで3回こけ、後テーマの入りもこけた。おーい。しかし、この聴衆でこのソロのぶっ飛びようはすごい。フツーはもっとオーソドックスに吹くよね、きっと。いさぎよいメンバーだ。続けて演奏された「Ana Maria」と「Quartet NO.2」だが、後者はチック・コリアのある曲としか紹介されなかった。そしたら「Quartet NO.2」だ。おどろいたおどろいた。レッスンの時に、どこかでやったという話は聞いていたのだが、まさかここでやるとは。オリジナルは、ガッド、マイケル・ブレッカー、エディー・ゴメスによる名演だ。川嶋さんの実力であれば、マイケルを打倒できると思ってい。しかしながら、もひとつキレが無い。この日の川嶋さんは全般に今ひとつだったと思う。アンコールの定番「Monsoon Messenger」では、小山さんがハイハットを持ってステージの中央へ。ここでハイハットのソロをきめた。この技は姿勢が悪く、腰にくるということだったが、大丈夫だったろうか。

 てなわけで、なかなかコンテンポラリーだったわけで、みんなは楽しめたのかちょっとわかんない。けど、よかったよかった。(なんかわけわかんないね)

 帰りに通りすがったので、昔はたまに行っていた中華屋に寄った。ここのおばちゃんはワタクシがタイプらしく、よく話しかけられていた。10年ぶりくらいだったのだが好みは変わらないようで、「どこ行ってきたの? 日光?」「あー餃子のイベントね。食べてきたの?」などなどと、たまにはモテる私なのだった。

Set List
 The Rare Moon   (田中)
 Tail to Nose   (小山)
 Voice of Blue   (高内)
 Ana Maria     (ウェイン・ショーター)
 Quartet NO.2   (チック・コリア)
encore
 Monsoon Messenger (小山)

楽器のコーナー
ドラム
 SONOR Signature 22BD, Phonic 12,13TT,14FT
 SONOR Signature HLD-593 14x4
 istanbul Mehmet EFES Crash Thin 18, Mehmet Flat Ride 20, Agop Limited Edition 25th Anniversary Ride 20.5, istanbul Hi-hat Heavy (top) / Medium (bottom) 14
 Paiste Accent Cymbal 4,6,8
  ドラムのPA音量は小さかったな。
  座骨神経痛だそうで、スローン(ドラムのイスね)に低反発マットを敷いている。
  「Quartet NO.2」ではホット・ロッドも使用。
ギター
 Gibson ES-350T アンプはブギーのコンボと真っ赤なDr.Z

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Last Update : 2007/11/04