日程:
2008年5月4日(日)
場所:
お茶の水 NARU
メンバー:
大坂昌彦(ds), 納谷嘉彦(p), 安ヵ川大樹(b), 高瀬龍一(tp), 三木俊雄(ts)
大坂昌彦 5Daysの3日目に行ってきた。立ち見も出る大入り満員で、女性比率が7割以上だ。人気あるのね。
オープニングは、ショーターの「Witch Hunt」だ。入りのテーマでテナーがとちる。テナーの三木氏と大坂さんは、バークリーで一緒だったそうで、その頃のエピソードが披露された。その中で、三木氏の読譜成績がバラされてしまった。
基本的に、2管でテーマが演奏される選曲だ。バラードは1stがトランペット、2ndがテナー。ラテンがあっても良かったな。トランペットはかっこいい。比較的オーソドックスで、よく歌う。テナーはピッチがイマイチ。ちょっとブルージーで、音色は好みでない。ピアノはバッキングに徹しており、地味だが着実だ。このリズム体はパルスがいい。
2ndの1曲目は、前日に作ったという大坂さんのオリジナル。途中に変拍子が織り込まれており、スリルのある曲だ。初見でやるのは大変ね。
ドラムは、ありきたりなインタープレイを排した、ストーリー重視の演奏だ。以前はもう少しフレーズでの応酬があったが、持って行き方で答えるというようなカンジだ。テクニック、センス、音色、ホントすばらしい。
いい演奏だった。6月に宇都宮に来るらしいので行かねば。
Set List
1st
Witch Hunt
Wabash
Have You Been? / 大坂昌彦
***(バラード)
Bright Mississippi
2nd
Slow Out(前日に作ったらしい)
Gas Blue
This I Dig of You
Old Folks
***
encore
Straight No Chaser
楽器のコーナー
SONOR Lite Rosewood 18BD,12TT,14FT
店のセット。全体に以前よりピッチが高め。
YAMAHA Maple Custom Absolute 14x5.5 ウッドフープ付き
ヌーヴォー・ラグではなく、アブソリュート・ラグ。
Zildjian K Constantinople Medeum Thin High Ride 22
Zildjian A Zildjian and Cie Vintage Ride 20(シズル付き)
ハイハットは不明。
コンスタの22は大坂さんのっぽい。
音が柔らかいな。ストロークはかなり大きいのに。ちなみに、スティックはメイプル。
レガートのグリップや手の動きが毎回違うように感じる。曲やシーンでも変えるしね。
今回はポジションに注目。なるほどなるほど。大槻カルタ氏いわく、大槻、大坂、小山(太郎)のセッティングは、ほとんど同じなんだそうな。
ピーター・アースキンのスティックケースは姿を消し、ブラシの定位置は、フロアのフープ上になった。