ライブ

09/6/13 サムライ・ビバップ 3 at 宇都宮 英国屋

日程:
 2009年6月13日(土)
場所:
 宇都宮 英国屋 2Fスタジオ
サムライ・ビバップ・トリオ:
 納谷嘉彦(p), 大坂昌彦(ds), 俵山昌之(b)

 会場は、英国屋というアンティーク・ショップの社長が、ショップの2階に作った小さいホールだ。グランド・ピアノが置いてあり、ちょっとしたライブができる。しかしながら、通常はほとんど使われていない。もったいないね。たまたまジャムセッションで、その社長と知り合いになった。なので、顔を見るなり「ドラムのそばがいいよね」と、ドラムに最も近い席に案内してくれた。大坂さんの左1mだ。社長とはちょっと話をしたが、ジャムセッションとかでもっと会場を使いたいということだ。

 クチコミでしか宣伝されていないようで、おそらくショップ関連の客が多いものと思われる。ほとんど知り合いがいないし。全部で30人くらいかな。

 納谷さん率いる「サムライ・ビバップ」の、プロモーション・ツアーということになっている。この4月に発売されたアルバムは、いわゆるコンセプト・アルバム。ひとつの物語になっている。1曲目でいきなりナレーションが入るので驚く。

 オープニングは「しろうさぎ」だ。場所の関係で、ピアノの音が小さい。しかたないね。それもあって、今回はドラムのデモ演という聴き方(見方)をしてしまった。すいません。あ、そこのヒト。いつもといっしょでしょ、とか言わないの。

 ドラムは素晴らしい。テクニック、センス、音色。しゅごいなー。最近は見るところも違ってきており、なんだかんだ参考になった。このライブに来ていた、まったくドラムの事を知らない女性が「うまいヒトはみんな(手が)ぐにゃぐにゃしてる」と言っていた。素晴らしい観察力だ。そうです。どうせ固いです。それから、インタープレイっていうんですか。この絡み方。その絡み具合がなんというか、そんなに明確に合わせないんだけど、ハッとするとこでシンクロするその塩梅が、自分としてのいいわるいという次元を越えている。うーみゅ。

 演奏は、ビ・バップというよりはコンテンポラリーだ。結構決め事が多いのだが、大坂さんは譜面無し。大坂さんにしては、ちょっとバップ寄りなドラムだった。

 ラストは「希望の鐘の音」。アンコールは俵山さんのオリジナルで「モンキー・ダンス」。フツーめの4ビートのキレは抜群だ。ベースも下が切れていて、パルスがぐいぐい出ている。

 次回のライブは、あれ、なんだっけか。。。

Set List
1st
 しろうさぎ
 十六夜
 風雲急を告げ
 月の詩
 密命(Samurai Blues)
2nd
 亀裂
 安息の日々
 真夜中の果たし合い~序・破・急
 希望の鐘の音
encore
 モンキー・ダンス(俵山昌之)

楽器のコーナー

Gretsch (Stopsign Badge 70's) 18BD, 12TT, 14FT
 社長所有の、グレッチ70年代のセット。
Ludwig LM411 Supersensitive 14x6.5
 スネアも社長の、ラディックは6半のスーパーセンシティブ。
Zildjian K Constantinople Medeum Thin High Ride 22(シズル2本), Old A Ride 20, Old K 14 HiHat
 左のライドはオールドAで20か21。刻印はビッグ・スタンプとかラージ・スタンプとかラージ・ブロック・スタンプとかとかと呼ばれる、50年代のものだ。こちらを参照。ハイハットはオールドK。今回は、ちゃんと確認してきた。
 アンコール以外では、オールドAでレガートを切らなかった。なぜだろう。
 右手のグリップは、けっこう時期によって違うね。今回、親指はずいぶん外れていて、手首の角度が浅め。
 まあ、音がいいよね。

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Last Update : 2009/06/13