日程:
089年8月18日(火)
場所:
新宿 ピットイン
メンバー:
奥平真吾(ds), Sheryl Bailey(g), Carlo De Rosa(b), Steve Slagle(as)
ゲスト:
本多俊之(ss)
奥平真吾(敬称略)をYouTubeで検索すると、幼少のみぎりの動画が出てくる。その昔、天才少年ジャズドラマーと呼ばれていた。今でいう「大我」みたいなカンジ。現在はニューヨークで活動しており、たまに帰ってくる。一度聴いてみたいと思っていたので行ってみた。チケットはチケットぴあ扱いってことで、前日にチケぴに行ったところ、前の日で扱いが終わっていた。なので、ピットインに電話をかけてチケットを予約した。当日行くと、待っているヒトは10人くらい。しかーし、チケットを受け取ったら整理番号が7番。なんでなんで。遠慮無く最前列に座ったが、開演前の客の入りは50人くらいと結構多い。なんでなんで。みんな予約しないの? ジャズな人々のマナーはよくわからん。まあ、ジャズで最前列に突進するヤツもするヤツだが。。。
はい。最近のパターンとして、本文より前置きが長い。
曲はシェリルと奥平のオリジナルが中心だ。ギターの3リズム+サックスというフォーマットは、おとといと同じ。
ギターだが、楽器がちょっと変わっていて、335風だがかなり小振りで薄い。でも、ブリッジがスタッドじゃないし、テールピースも木削り出しのブランコだし、フルアコかも知れない。ヘッドのロゴが確認できなかったが、どこかのカスタムビルダー製か。演奏はといえば、バークリーで教えているっていう位なので、まあうまい。よく歌う。結構難しそうな楽曲なのに、破綻がみじんもない。リズムもいいし、バッキングもばんばんバリエーションを繰り出してくる。すごいなー。ただ、ソロのピッキングのニュアンスは、ちょっと好みでないかも。もうちょっとレガートな方がいいな。
アルトもうまいね。ややブルース感が薄いかも知れないけど、そのくらい。素晴らしい。
ベースもいいねー。ピッチがいいし、ソロもハイポジションでばしばし弾く。
2ndは本多俊之も参加。ソプラノオンリーだったのだが、ピッチもいいし、よく歌う。
てなわけで、割とコンテンポラリーなカンジなんだけど、ドラムだけなんかちょっと違うカンジ。なんというかブルージーというかアーシーというか、ちょっと泥臭い。ジェフ・バラードや高橋信之介が近い。ばさばさしてるんだよね。グレッグ・ハッチンソンとかジェフ・ワッツとかの洗練されたフィールでない。
ごくごく個人的な感想だと、奥平のドラムだったらもう少しブルージーなメンバーの方がいいんじゃないかな。もしかすると、そのマッチングが狙いなのかも知れないけど。辛島さんに起用されてたりするもんね。とはいえ、このメンバーだと、ドラムはグレッグとか小山太郎さんとかクラレンス・ペンとかが合ってる気がする。
ジャズギターが弾けるようになりたいな。
アンコール終了が11:15。またもや終電ギリギリだった。
Set List
1st
Cedar's Mood
One for Carlos
Miss Bea
Dance of the Dream Maker
Mbalishu
2nd
Fields of Sisal
Synchronized Quartet
The Wesenback
When I Close My Eyes
Good 4 U
Mccoy Next Block
encore
Smiles
楽器のコーナー
Gretsch Square Badge 18BD,12,13TT,14FT
グレッチのスクエアバッジ。
色はワインレッドで、タムホルダーはパール。
キックの足は胴を突き抜けるタイプ。
ヘッドは、表コーテッドの、裏クリア。チューニングは低め。
Gretsch Square Badge snare 14x6.5
スネアはけっこうバラバラしたカンジ。
シンバルのチェックがちゃんとできなかった。左からHi hat 14(オールドKか), Zildjian K Constantinople Crash 17〜18, Ride 21〜22(istanbulのTurkか), Flat Ride 20(constantinopleでは無いような), Zildjian A Custom China 20ってとこか。
ライドはかなりドライ。フラットトップも多用。
レガートは手首の動きが小さい。
スタイルは、ちょいコンテンポラリーくらい。誰かに似ているということはない。ダブルのイディオムが多めかも。ちょっとばさばさしてて、空間埋まり系。
反応系フレーズが少ない。あからさまなポリリズム系フレーズも、ほとんど無い。最近のはやりって、そうなのかも。
ブラシはリーガルのナイロン。左のスイープは、かなり押さえつける。