ライブ

10/8/8 山下達郎 at 宇都宮市文化会館

日程:
 10年8月8日(日)
場所:
 宇都宮市文化会館 大ホール
メンバー:
 山下達郎(vo,g), 土岐英史(as,ss), 佐橋佳幸(g), 難波弘之(p,ep), 柴田俊文(org,key), 伊藤広規(b), 小笠原拓海(ds), 国分友里恵, 佐々木久美, 三谷泰弘(cho)

 宇都宮市文化会館は、駐車場のキャパが不足しており、コンサート時には周辺道路がかなり混み合う。しかしながら、今回は易々と路駐できた。電車組が多いのかな。

 チケットぴあのプレミアム会員を辞めたので、チケットが買いづらい。結局ヤフオクで買ったのだが、3階席。行ってみたらそれも最後列だった。しかしながら小さめのホールなので、東京国際フォーラムの1階の後方よりは近い、と自分を慰める。

 今回のツアーは、新譜が出たわけでもないのに行われる。前回は大坂フェスティバルホールさよならツアーだったのだが、今回の理由はいかに? MCによると、これからコンサートに重きを置いて活動するとのこと。来年もやるそうだ。なので、選曲もアルバムにしばられず、古い曲にもトライしているということだ。

 今日は双眼鏡を忘れなかったよ。

 アカペラが流れ、メンバーが登場する。1曲目は当然「Sparkle」って、あれ、この曲知らない。後情報によると「Happy Happy Greeting」というKinki-Kidsのシングルとして書かれた曲で「RARITIES」に収録されているらしい。やば。このアルバム、ほとんど聞いてない。そして、オープニングの定番「Sparkle」は2曲目だった。

 ちょっと音量がでかいか。ボーカルがもっと聞こえた方がいい。演奏は言うまでもなく着実だ。達郎さんのカッティングのキレがいい。土岐さんのオブリは、もう少しシンプルな方が好み。それ以外はカンペキに近い。

 シュガーベイブ時代の曲が、多く取り上げられた。「Windy Lady」はシュガーベイブ時代から演奏していたそうで、今回のアレンジはアルバムバージョンではなく、シュガーベイブバージョンということで、2拍4拍にバックビートがこないパターンで演奏された。「今日はなんだか」は、本当はラストにしたかったが、盛り上がらないかもということでまくりの最初に持ってきていた。ラストでも十分いけた気がする。

 インイヤーモニターが使われず、総てフィールドモニターだった。最近の大規模コンサートでは珍しい。使われている機材も、ヲタク系が多い。

 今回のツアーに先立ち、ファンクラブでやって欲しい曲アンケートを取ったそうだ。その1位が「潮騒」で、ローズの弾き語りで演奏された。ローズは新型のマーク7。これが発売されたおかげで、この曲が演奏できると言っていた。2位が「2000トンの雨」で、これまたローズでと思われたが、なんとカラオケだった。カラオケか弾き語りじゃないとできないと言っていたが、できるんじゃないかな。

 ステージセットで、土岐さんが立っているピックアップトラックのタイヤに装着されているホイールカバーは、。先代のステップワゴン(RG)のものだ。なぜにこれが選ばれた?

 「Let's Dance Baby」は、もともとキング・トーンズのために作られた曲で、作詞は吉岡治氏だ。達郎さんのファーストソロ「Go Ahead!」作成時、曲作りが進まないためにリストに加えられたのだが、プロデューサーが気に入り、ファーストシングルとなった。いつも中間部でいろいろな曲が歌われるが、吉岡氏が今年5月に亡くなられたために氏の特集となり、おもちゃのチャチャチャ、北酒場、天城越え、真赤な太陽などが挿入された。

 アンコールは「Ride on Time」。そしてうれしい「いつか」。いい曲だ。これがラストで「Your Eyes」って最高ね。

 いつもどおりの3時間。来年も行きたい。

Set List
 Happy Happy Greeting
 Sparkle
 Daydream
 Donut Song
 僕らの夏の夢
 Windy Lady
 砂の女
 Solid Slider
 潮騒
 2000トンの雨(カラオケ)
 Most Of All(アカペラ)
 I Only Have Eyes For You(アカペラ)
 クリスマスイヴ
 希望という名の光
 さよなら夏の日
 今日はなんだか
 Let's Dance Baby
 アトムの子
 Loveland,Island
encore
 街物語
 Ride on Time
 いつか
 Your Eyes

楽器のコーナー

山下達郎:
 いつものダークブラウン、70年代末製テレキャスター
 アンプはフェンダー ツインリバーブかな?
 ギブソン・チェット・アトキンスSST スチール弦のエレアコ
 ローズ Mark7 潮騒で使用。日本で最初の1台だとか。最初の1台が10台くらいある気がする。
佐橋佳幸:
 赤の64年ストラトと、グリーンの69年ストラト
 アンプはシノーズ(SHINOS)ってやつ。知らなかった。
柴田俊文:
 ハモンドB3、レスリー122
 ヤマハMOTIF XS、DX7II-FD
 オーバーハイムMATRIX12
難波弘之:
 スタインウェイのコンサート・ピアノ
 ローズ・スーツケース・ピアノ
伊藤広規:
 67年のジャズベース アルダーにローズ指板、ブロックポジション 愛称:菊丸
 アンプはマーシャル3段積み
小笠原拓海:
 パール・リファレンス 22x16BD,10x7,12x9,13x10TT,16x14FTくらいか。カラーはネイチャーブラックで、ラックシステムやパーツまで真っ黒。
 シンバルはセイビアン。ハイハット、クラッシュ2枚、ライド、エフェクトというシンプルな構成。エフェクトはなんとHHXのOゾーン・クラッシュ18インチだった。通常はチャイナが多いよね。ワタクシも16インチのOゾーンを所有。次のライブで使ってみようかな。
 ハイハットワークがいい。練習しなきゃ。

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Last Update : 2010/08/08