ライブ

11/11/10 山下達郎 at 宇都宮市文化会館

日程:
 11年11月10日(木)
場所:
 宇都宮市文化会館 大ホール
メンバー:
 山下達郎(vo,g), 宮里陽太(as,ss), 佐橋佳幸(g), 難波弘之(p,ep), 柴田俊文(org,key), 伊藤広規(b), 小笠原拓海(ds), 国分友里恵, 佐々木久美, 三谷泰弘(cho)

 達郎(以下敬称略)は、毎年ツアーをやることにしたそうだ。宇都宮公演は1年半ぶりになる。今回のツアーは、来年の5月までに64会場を回るのだが、都会ではチケットがなかなか取れないらしく、遠征組が多い。ワタクシも友人が都内と千葉から来ており、ライブ前に正嗣とみんみんをハシゴした。そんなヒトが多いのだろう、会場内もなんとなく餃子のにおいが漂っているのだった。

 今回は1階5列目の右から2番目。PAのど真ん前だが、まずまずいい席だな。

 オープニングは「The Theme from Big Wave」。この曲もベースは、スラップ(というかサムピング)の親指ダウンのみなんだな。2曲目は定番の、片手16ハイハットがキツイ「SPARKLE」だ。サックスが土岐さんから交替していたのにびっくり。

 ステージセットは、ストリートがイメージだそうだ。左側に楽器店、右にガレージ、奥には橋が配されている。ライティングによる橋桁の陰影がキレイだった。

 PAの前だが、意外と音量は大きくない。スネアが小さくベースがでかめ。ギターの分離がちょっと悪いかな。機材はヲタク系で、相変わらずモニターはコロガシだ。

 新譜「Ray of Hope」からのコーナーは、「僕らの夏の夢」から。女性に受けるという「プロポーズ」はドラムループと同期で演奏された。男性に人気があるという「俺の空」は、ファンキーなアレンジが施され、音量が上がる。サンバーストのテレキャスターはこの曲のみで使用されたが、かなりじゃきじゃき。達郎がソロを弾き、さらに佐橋とツインリードのハモりを決める。珍しいね。アカペラコーナーの「Don't Ask Me to Be Lonely」では、達郎の後方にラジカセがセットされ、初めはストリート風にとラジカセの音と達郎の生の声のみ、途中からPAを入れるという演出がなされる。

 まくりは「今日はなんだか」から。続いて定番の「Let's Dance Baby」だが、今回は餃子やめぐりの後、友人の主張によりドンキホーテでクラッカーを買ってきた。隣の隣の女性から、準備しているかと聞かれうなずくのだが、ま、たまたまね。。。あれっと思うくらいあっという間に、ラストの「アトムの子」だ。達郎のマイクスタンドに貼り付けられていた、おもちゃのタンバリンが使用され、最後に客席に投げ込まれた。

 アンコールは「街物語」から。みんな座っちゃった。「Ride on Time」のあとにステージ前でみんなで挨拶し、終わるかと思わせておいて「恋のブギウギトレイン」へ。いつも通り「Your Eyes」でしめた。ほぼちょっきり3時間だ。

 RCA時代のマニアックチューンが少ない。個人的にはこの辺が一番聞きたいのだが。小さなライブハウスでもツアーをやるそうなので、期待できるかも。しかしながら、ホールのチケットが取れないのに、ライブハウスのチケットが取れるのだろうか。

 友人達をホテルと駅に送って帰るのだった。

Set List
 The Theme from Big Wave
 SPARKLE
 Donut Song
 素敵な午後は
 僕らの夏の夢
 プロポーズ
 Solid Slider
 俺の空
 雨は手のひらにいっぱい
 Don't Ask Me to Be Lonely
 おやすみロージー
 Have Yourself a Merry Little Christmas
 クリスマスイヴ
 希望という名の光
 さよなら夏の日
 今日はなんだか
 Let's Dance Baby
 高気圧ガール
 アトムの子
encore
 街物語
 Ride on Time
 恋のブギウギトレイン
 Your Eyes

楽器のコーナー

山下達郎:
 いつものフェンダー・テレキャスター ダークブラウン
 スペアに同テレキャスのサンバースト ギターソロ専用?
 ギブソン・チェット・アトキンスSST スチール弦のエレアコ
 アンプはシノーズ(SHINOS)
 ローズ Mark7 置いてあるだけで使わなかった。これにじゃまされて、ドラムがよく見えなかったのに。。。
佐橋佳幸:
 赤の64年ストラト1本のみ
 アンプはシノーズ(SHINOS)
柴田俊文:
 ハモンドB3、レスリー122
 ヤマハMOTIF XS、DX7II-FD
 オーバーハイムMATRIX12
難波弘之:
 スタインウェイのコンサート・ピアノ
 ローズ・スーツケース・ピアノ
伊藤広規:
 67年のジャズベース アルダーにローズネック、ブロックポジション 愛称:菊丸
 アンプはマーシャル3段積み
小笠原拓海:
 パール・リファレンス 22x16BD,10x7,12x8,13x9TT,16x14FTくらいかな。今年のカラーは、金ラメっぽいコパーファイアースパークル・ラッカー。こちらを参照。
 シンバルはセイビアン。ハイハット、クラッシュ2枚、ライド、エフェクトというシンプルな構成。エフェクトは昨年のO-ZONEからチャイナに変更。

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Last Update : 2011/11/10