日程:
12年7月21日(土)
場所:
結城市 けやき公園野外ステージ
イベント:
東日本大震災復興支援チャリティー 第17回つむぎの郷サウンドフェスタ
出演:
茨城県立東海高等学校ジャズバンド部「EAST OCEAN JAZZ ORCHESTRA」 / NUDYLAIN / 九州スペシャル with ET / 宮本貴奈 with friends
宮本貴奈 with friends
宮本貴奈(p), 川村竜(b), 長谷川ガク(ds), 狩野泰一(篠笛,per), 露崎春女(vo)
天気はあやしかったがなんとか保ち、今年は野外で決行となった。けっこう人が来てるね。2〜3000人くらいはいそうだ。ただし、雰囲気は地方都市の納涼祭。50歳以上のシニアがかなりの割合を占めている。それと子連れが多い。若者は少ないのだった。
まずはトリオで、ビートルズの「Eleanor Rigby」をラテンで。続いて「Cherokee」を超速スイング+サビは半テンの6/8というアレンジで演奏した。この「Cherokee」はいいね。このアレンジでやってみたい。このリズム体はかっこいい。
しかーし、いわゆる「ジャズ」のフォーマットで演奏されたのは、この2曲のみ。2番目のバンドは、女性ボーカル2人によるポップスで、3番目のETバンドはジャズファンク。ビッグバンドを除く3バンドで演奏された曲で「ジャズ」なのは、この2曲と、ETバンドのアンコールで演奏されたブルースの計3曲のみ。ジャズフェスとはうたってないものの、昨年はストレートな「ジャズ」が聴けただけに、これっぽっちなのは期待はずれだった。
篠笛が参加しての曲は、いわゆるフュージョンフォーマット。篠笛って、推測するにあるキーの長音階のみだよね。音域も2オクターブかな。したがってテーマもソロもそんなカンジ。こんなソロをギターがクリーントーンで演奏したら、はあ、ってなるよなあ。しかーし、そこは篠笛の音色の説得力。聴衆に受けるんだよね。続いてのボーカル曲も、ジャズではなくてポップス。これも人間の声の説得力で、受けるんだよね。
一般大衆受けねらいの人選、ステージ構成だったと言わざるを得ない。
音楽を聴く環境としては劣悪だ。子供は騒いでるし、おやじは酒飲んでるし、おばちゃんは曲中もぺちゃくちゃしゃべってるし、席の前を通路でも無いのに人がばしばし横切るし、レイアウト的にステージが全然見えないし、PAも野外だからしょうがないし。宇都宮のオリオンスクエアのイベントなんかは、結構みんな音楽に集中してるけど、ここはキビシイ。
ということで、ジャズファンにとってはキビシイイベントだった。今年は募金しないで帰っちゃったもんね。
「Amazing Grace」の1曲だけ参加した「ベル・スマイル」は、涙無くして聴けなかった。これからもがんばっていって欲しい。
Set List
Eleanor Rigby
Cherokee
Amazing Grace
Killing Me Softly with His Song 他
楽器のコーナー
DWのセット
よく見えませんでした。