ライブ

12/11/16 大坂昌彦 5 at お茶の水 NARU

日程:
 12年11月16日(金)
場所:
 お茶の水 NARU
メンバー:
 大坂昌彦(ds), 今泉正明(p), 島田剛(b), 鈴木央紹(ts), 山田拓児(as,bs)

 小山太郎さんから、大坂さんのドラムセットがヤマハのPHXに変わったということを教えてもらった。ワタクシも買ったかと聞かれたが、リンクにあるようにソーゼツに高価で、ジャズ用の3点セットで定価70まんえん。海外高級セット並の値段なのです。どんなヒトが買うのだろう。それで、大坂さんを観に行きたいなと思っていたのだが、よくよく考えるとNARUだと店のセットだよね。そうだよね。

 ボジョレー・ヌーヴォー解禁日の翌日と言うことで、「NARU de WINE」というサブタイトルがついたライブだったが、ワタクシはウーロン茶なのだった。

 オープニングは「Blue Monk」で、これ以外は大坂さんのオリジナルだ。昨日書いたという2曲、「A Fool of Wine」「Nouveau Dance」も演奏されたが、タイトルはボジョレー・ヌーヴォーがらみ。ちなみに譜面はC譜(サックスなどのために移調して書かれてはいない楽譜)なんだそうで、それでこんな早くて複雑なメロディーをよく吹けるなと、いまさらながら感心する。アルトが1回とちったけど。

 演奏は素晴らしい。ドラムはホントかっこいい。単にテクニックだけでなく、アーティキュレーションを含めた表現、センス、さりげない反応、ダイナミクス、楽器の鳴らし方、などなど、素晴らしい。テナーもすごい。ややもするとマンネリになる、冒頭のブルース曲「Blue Monk」でも、適度にコンテンポラリーなフレーズをびしびしと繰り出す。5/8拍子、7/8拍子の曲も演奏されたが、すんなり聴ける。

 「Cold Love」は、「What Is This Thing Called Love」のコード進行にメロディーを乗せた曲なんだね。同様に、「A Fool of Wine」は「The Days of Wines and Roses」。ワタクシも曲を書きたいなあ。

 いやいや。ごきげんなライブであった。

 翌日に会社のジャズ研でセッションがあった。大坂さんのライドと音が似ている「Zildjian K Constantinople Ride Light 22」持って行き、前日のイメージで演奏を試みた。「What Is This Thing Called Love」もやってみた。しかしながら、近いのは当然のようにライドの音だけだった。

Set List
1st
 Blue Monk
 A Fool of Wine
 Singing Angel
 The Echo
2nd
 Rainy Season
 Nouveau Dance
 Cold Love
 Swamp

楽器のコーナー
 SONOR Lite Rosewood 18BD,12TT,14FT
  店のセット。
 YAMAHA Maple Custom Absolute 14x5.5
  ウッドリム付き。今日はチューニングが高めだったな。
 Zildjian K Constantinople Ride Medium Thin High 22
  これは大坂さんの。
 A Zildjian and CIE Vintage Hi-Hat 14, Crash 16, Ride 20
  こっちは店のだと思われる。ちなみに、ヴィンテージというのは商品名で、ヴィンテージでは無く最近の製品。生産中止。

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Last Update : 2012/11/16