日程：
　2015年11月27日（金）
場所：
　お茶の水 NARU
メンバー：
　土岐英史(as), 宮川純(p), 金澤英明(b), 今泉総之輔(ds)

　出張帰りにNARUへGO。

　すごい演奏だ。ピアノが素晴らしい。ちょっとレイドバックしたタイムから、よどみなくフレーズが繰り出される。ブルースフィールは薄めだが、適度にバップで適度にコンテンポラリー。ちょっぴりエキセントリックで、ちょっぴりモンク。そのへんのバランスが素晴らしい。それと、共演者によってカンジが違うのもすごい。いかようにもできるんだなーという、その演奏力は素晴らしい。
　で、ベースが暴れまくる。マイ・ワン〜でこんなに弾くヒトはいないよなあ。それがバンド一体になってるのがすごい。まるで未来を予見しているかのように、アンサンブルっていうかインタープレイが決まる。ベースのコントロール感がすごい。
　なので、アルトは素晴らしいんだけど、ちょっともの足りなさを感じてしまうのだった。思いっきり歌ういい演奏なんだけど、もう少しメカニカルな部分も欲しい。
　ドラムは以前よりずいぶんと、いわゆる地味な演奏だ。前はタイムが不安定だったりしたんだけど、安定度は上がっている。でもなあ、ちょっと地味。土岐さんとはサウンドしているのかも知れないが、昔の暴れ感があった方が好みだ。

　土岐バンドとしては、これはこれで素晴らしい。が、もうちょっと違う面も出して欲しいなと思うのだった。

Set List
1st
　Afternoon
　Deai
　My One and Only Love
　Old Friend & Dry Martini
2nd
　C Minor
　How Insensitive
　In the ***
　Picaso's Holiday

楽器のコーナー
　SONOR Lite Rosewood 18BD,12TT,14FT
　　店のセット。
　Gretsch 14x5 snare
　Zildjian Kerope 22
　Istanbul 30th Anniversary Hi-Hat 14
　ナイロンチップのヴィックファースを使っていた。最近、ナイロン多いね。
　スネアの位置が高い。最近、高いヒト多いね。また、前後方向も遠目で、打点も中心より手前。
　レガートが４分中心になっている。かつ、ハイハットの音量が小さい。グルーブ的には不利だよな。