ライブ

16/3/20 トライソニーク at 宇都宮 フェローズ

日程:
 16年3月20日(日)
場所:
 宇都宮 フェローズ
トライソニーク(Trisonique)メンバー:
 ハクエイ・キム (p), 杉本智和(b), 大槻“KALTA”英宣(ds)

 小山にあるフェローズが宇都宮にも店を出した。18日がオープンがだったのかな。そこにトライソニークが来るということで行ってみた。

 場所は、ムカシ「グルービー」というライブハウスが入っていた建物かな? 隣かな? オリオンスクエアの東側の雑居ビルだ。店はキレイに改装されているが、アクセスがぼろっちい。

 店に入ったら、トランペットのSさんが店員をやっていて驚いた。転職したみたいね。なお、満席だった。

 実のところ、このグループの曲はあまり好みでは無い。曲はコンテンポラリー・ジャズというかプログレ・ジャズというか。変拍子が多用されている。

 ピアノが、なんというか、白いモンク。ストーリー性が薄く、思いついたかのように弾く。盛り上げるとかいう意識がなさそうだ。つまんないブルースフレーズから、いきなりアウトでガーっといったりする。狙っているのかそうでないのか。何度か聴いたことがあるのだが、端正にリリカルな時もあった。今日みたいな時もあった。その時はサウンドしてないなと思ったが、どうなんだろう。理解しづらい演奏だ。

 ベースは黄色いペデルセン。ぺたぺたぺたーっと弾く。バラードではエレベを使っていた。プレシジョンってジャズのヒトには珍しくないかな。

 ドラムは類似のドラマーがいない、独特のスタイルだ。ダブルストローク主体で手数が多く、奇数割りフレーズとかを多用する、というかずっと使う。

 演奏後に少し話をしたのが以下だ。

私:メイン2枚の音色が似ているのは、ねらいがあるのか。
大月カルタさん(以下「カ」):そうですか? 結構違いますよ。
私:ジャズ系としてはピッチが高く、ブライト
カ:そうですか? 結構ドライですよ。
私:(無言。。。)
カ:他には、コンスタンチノープルのルネッサンスをよく使ってます。
私:それは私も持っていて使っている。いいシンバルだ。(会話が続かない)

 まったくかみ合わない会話をしてしまった。

 聴衆は、このバンドの常連さんのようで、地元の人は少なそうだ。しかしいつも思うのだが、こういう所でジャズを演奏するヒトと会うことは少ない。

 アンコールはテイクファイブを変拍子風に16ビートで演奏した。これまたパクりたい。

 このお店、いいメンバーが来そうなので、また行きたいな。

Set List
1st
 Beatrice
 Cold Engine
 White Forest
 Delayed Resolution
 ***(4/4 7/8がテーマの曲)
2nd
 Learn to Forget
 When I Wish upon a Star
 Caffe Cup
 Mesopotamia
encore
 Take Five

楽器のコーナー
 Pearl Challenger 20BD, 12TT, 14FT
  青木孝之さんのセットだそうな。40年前のチャレンジャー。
  カバリングはスパーリングシルバーに張り替えられている。
  廉価モデルだが、けっこういい音だった。
 CANOPUS Birch snare 14x5
  店のスネア
 Zildjian K Rareties Dark Ride 22, Crash Ride 19, Hi-Hat 14
  その他にスプラッシュとガッシャン系エフェクト。

 ピアノはYAMAHA。小山はスタインウェイなのになあ。

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Last Update : 2016/03/20