ライブ

97/1/18 KISS at 東京ドーム

日程:

 97年1月18日(土)

場所:

 東京ドーム

メンバー:

 ポール・スタンレー(g,vo), エース・フレーリー(g,vo), ジーン・シモンズ(b,vo), ピーター・クリス(ds,vo)

 なんとKISSが昔のメンバーで再編し、ツアーをやるというではないか。KISSファンの友人が行くというので、連れてってもらった。

 しかし「ライブニイコウ」の一発目がKISSってのはふるってる。(死語か?)

 その友人の車で都内へ向かう。しかしこのCR-X SiRは乗り心地が悪いぜ。ホイールベースが短いから、インテのType-Rより悪いよ。駐車場はドームに近い某C大学である。共同研究先の学生に臨時入構許可を取らせるという職権濫用である。ひどいヒトたちだ。

 席は3塁側のスタンドで、ちょっと遠い。ぼけぼけしていると歓声が上がったのでなにかと思えば、アリーナをメンバー(のコスプレ)が歩いているのだった。このては結構多いようだ。

 定刻にコンサートは始まった。オープニングは「Detroit Rock City」だ。リフが流れ幕が落ち、空からメンバーが降りてくる。

 ここからヒット曲が次々と繰り出されるのであった。「Shock Me」をけだるそうに歌うエースは、続くギターソロではお決まりのギターからの発煙・発砲だ。ジーンは「Fire House」のエンディングで火を吹き、「Strutter」後のソロで流血し、上空へと飛んで「God of Thunder」を歌う。ポールはギターを破壊する。ピーターは最小限のパワーで叩き、一応ソロも披露する。ま、ワンパターンだが楽しいエンターテインメントであり、実際に現場にいるとみょーに盛り上がってしまう。フェイバリットソングの「Shout it Out Loud」もあったしね。

 名曲「Black Diamond」でメンバーが一旦引っ込むと、アンコールの拍手で出てきたのはピーターひとりだ。ステージの真ん中に置かれた椅子に座り、「Beth」を歌う。ラストは当然のように「Rock and Roll All Night」だ。体力不足をささやかれたピーターが、元気にステージを横切ってからドラムへと登っていったのには驚いた。盛り上がりに盛り上がって終演となった。

 音は悪いし遠いしネット越しだしと、条件は悪いけど楽しかった。良質のエンターテインメントと言えよう。

 また行きたいな。

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Last Update : 2003/07/03