ライブ

97/11/27 松島啓之 5 at 新大久保 サムデイ

日程:
 97年11月27日(木)
場所:
 新大久保 サムデイ(JR新大久保徒歩3分)
メンバー:
 松島啓之(けいじ)(tp), 山田穣(as), 今泉正明(p), 嶋友之(b), 広瀬潤次(ds)

 都内へ出張に行ったら何か見て来ようシリーズ、今回は辛島文雄トリオ(新宿ピットイン)対、松島啓之グループで、松島の勝ちであった。

 paddle wheelというジャズ系の国内のレーベルがある。最近話題の原朋直(tp)、大坂昌彦(ds)、岡安芳明(g)、中川英二郎(tb)らがここに属しており、「日本ジャズ維新」と銘打ってイベントをやったりオムニバスアルバムを出したりしている。今回のメンバーは皆「日本ジャズ維新」の方々だ。

 8時半という比較的遅い時間から演奏はスタートした。曲はオリジナル1、スタンダード(なんだったか忘れた)1、サド・ジョーンズの知らない曲1、フレディ・ハバードの曲1の4曲で計40分のステージだった。2ステは10時くらいからのようで、最終の新幹線に乗るために見られなかった。

 松島啓之は新進気鋭のトランペッターで、何枚かソロアルバムを出している。1枚は聞いている。うまいのはうまいなーという印象であった。スタンダードよりハバードの曲みたいな、きめきめわけわからん型の曲の方がかっこよかった。ちなみに、NYなどでセッションをやるときは、スタンダードよりもハンコック、ショーター、ハバード(とは略さないな)などの曲をやるとジャズライフに書いてあった。

 山田穣はかっこいい。大坂さんのソロに入っているのを聴き直したが、これもよい。この人が一番良かった。

 広瀬潤次は岡安さんのアルバムでも叩いており、「日本ジャズ維新」では大坂さんに次ぐ位置にあるということであるが最初の印象はあまり良くなかった。リズムはかなり後ろめで、レガートもあまりはねない方だ。アップテンポの曲の方が良かった。しかし、岡安さんと一緒にやっているアルバムを聴くと結構いい。実際の印象とだいぶ違った。ちなみに、岡安さんはよく宇都宮に来る。今月27日にもマニアに来るようだ。一度話したことがあるが、昔はロックギターをやっていて、チャーにあこがれていたそうだ。銀座NOWやロックおもしろっく(テレビ東京のバンド番組、途中に入るグレコのコマーシャルで和田アキラが弾きまくっていたのが有名)を食い入るように見ていたらしい。(私も)また、高校の頃空き地で練習していたときに、クリエイションのベースだった人にバンドに誘われたのが自慢だそうだ。(私は自宅で練習していて近所から苦情が来た)あれ、ハナシがそれた。

 まとめると、フレディー・ハバード、ハンコック、VSOPなんかの曲がかっこよくやれるといいなと思う今日この頃、といえる。

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Last Update : 2003/07/03