ライブ

97/12/15 The Kings Singers at サントリーホール

日程:

 97年12月15日(月)

場所:

 サントリーホール(赤坂のアークヒルズ内)

 今回の「都内へ出張へいったらなんか見よう」は、ちょっと毛色が違う。12日の金曜日に遅くまで残業して家に帰ると、友人から留守電がはいっていた。15日にこれこれのコンサートがあるが、一緒に行くはずだった人の都合が悪くなったので行かないかという誘いだった。たまたまこの日は都内に出張だったので、行くことができた。しかし、ボーカル・グループである。かつ、ザ・キングズ・シンガーズ、なんていうグループはまったく知らない。それも、サントリーホールである。大丈夫かなと思いつつ六本木へと向かうのであった。

 このグループは、ボーカル6人で、メインのテナーと、サブのテナー、ファルセット専門が2人、バリトン、バスという編成で、ピアノがゲスト出演していた。内容はコーラスのみ、ピアノソロ、ピアノ伴奏によるコーラス、の3形式をおりまぜたものだった。曲はクラシック、ドイツ・イギリスなどの各国の民謡(フォークソング)、ジャズ、クリスマスソングと幅広く、アンコールはなんと中島みゆきの「時代」、「虹の彼方へ」、と知らない曲の3曲というサービスであった。エンターテイメント性もあり、バスが中心となり笑いをとっていた。

 で、どうだったかというと、かなり楽しめた。コーラスのハーモニーはきれいだし、曲もアレンジ、リハーモナイズされていてかっこよかった。また、当たり前なのかもしれないが、なんの音程のガイドも無しにみんなで歌い出せるのに驚いた。ステージに出てきてすぐに歌い出すし、前の曲と全然キーも違ったりするのにいけるのはたいしたもんだ。やはり、歌がうまいというのはうらやましいものである。その昔、マンハッタン・トランスファーに行ったこともあるが、ボーカル・グループはそれ以来である。

 今年の「コンサートへ行こう」は、KISSに始まってこんなグループで終わるのだった。

 アークヒルズはクリスマスの飾り付けがされ、このコンサートもクリスマス・コンサートの色合いが強い。六本木の街は、あいかわらず客引きの方々がいっぱい。最終の新幹線もボーナスが出たからか満員だった。世の中はクリスマスである。

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Last Update : 2003/07/03