その他

2CVニノロウ 〜リレー化その1

 現代の車だと、大電流を必要とする部品のスイッチには、信頼性確保のためにリレーが使われている。スイッチに大電流を流すと端子が徐々に焼損し、ついには動作しなくなるからだ。しかし、この古い車にはほとんど使われていない。

 大電流といえば、スターターとライトだ。実際、2CVのメインスイッチとライトのスイッチは消耗品であるらしい。こりゃリレー化だな。

 まず考えたのは、現代の車のリレーユニットを流用して、そこにリレーを集めるという作戦だ。ということで、某車のリレーユニットを調べる。あれ。なんでこんなにいっぱいリレーがあるの。また容量がいろいろだな。足の本数もみょーに多いな。こりゃ1個の中に複数のリレーが入ってるね。うーみゅ。こんなに要らないよな。

 あっさり断念し、汎用のリレーを使うことにした。配線図をチェックする。なんてシンプルなんだ。現車と照らし合わせる。えーと、イグニッションとスターター、ライトのロー・ハイで4つリレーがいるね。ポジションランプはよしとしよう。ライトのリレーは、ライト付近にリレーを置いて電源は新規に引いた方がいい。場所はあるかなと。。。うーみゅ。

 結局、イグニッションとスターターをリレー化し、ライトはまたの機会とすることにした。

 リレーはカーショップ・ジェームスで買ったミツバの汎用品だ。フューズボックスの上にネジ止めした。汎用のコネクタを使って、ちゃらちゃらっと配線を修正した。イグニッションとスターターへは2まわりほど太い配線を新たに引き直した。あとはハーネスにスパイラルチューブを巻いて完成だ。ついでにすべての配線にスパイラルチューブを巻いてしまった。

 時間はかかるが、知能的には簡単な作業だった。ハーネスの探知さえがんばれば、何とかなる。みんなも挑戦してみよう。

 スターターはホンの気持ち軽快に回る。イグニッションは、セミトラが付いていると体感できるほどは効果が無いらしい。

 まあ、スイッチの消耗を防いだと思おう。

banner
Last Update : 2003/07/28