22年末。通勤のアシとしてN-BOXを購入し、S2000とはさよならした。家庭の事情から、ATのスポーティーカーをゆっくり探そうと考えた。AUDI TTとか、BMW2とか、アバルト500とか。ケイマンだとドラムセット載らないかなーとか。
ATのスポーティーカーを持っている知り合いには、声をかけておこうかなと、GTを所有しているK氏にもそのように伝えていた。
そしたら、想定外に早く、譲るというハナシが舞い込んだ。
GTをネットで調べたのだが、気になるのはセレスピードというトランスミッションの信頼性だ。セレスピードはシングルクラッチで、フツーのMTのように変速する。発進クラッチは別にある。ヨーロッパでは普及した方式で、ヨーロッパのシビックにも採用されていたことがある。これがとにかく壊れるのと、修理におカネがかかるとのことだ。K氏のGTは2リッターのセレスピード。
いろいろ考えたのだが、これを逃すと一生アルフィスタにはなれそうもないので、踏み切ってみた。
20世紀末、アルファロメオの人気は高かった。自分の周りでも、結構乗っているヒトが多かった。クルマ好きにとって、まず、ジュリアクーペは憧れの対象だ。これ、かっこいいよね。でも、所有するのはなかなかキビシイ。何人か友人が乗っていたが、助手席にしか乗ったことが無い。それから、スパイダーね。ザガート系をもっているヒトはさすがにいなかった。他にも、155、145、日本では稀少な146の所有者がいた。また、156スポーツワゴンは、自分の購入候補に挙がったことがある。
しかし、2010年頃にアルファロメオは調子が悪くなり、車種が大幅に整理されて、現在のラインナップは、肥大したセダンのジュリアと、SUVのステルヴィオ。もう、スポーティーイメージは無い。アバルト124をアルファロメオで出せば良かったかもね。
フィアットはアルファロメオブランドをどうするのか。F1をこの名前でやってるのにな。
GTは元から見ないクルマだ。それなりに走っていた156や147も、もう見ない。ブレラは数回しか見たことがない。知り合いが何人かMitoに乗っているくらい。街からアルファロメオは消えつつある。
手の届くスポーティーカーを出して欲しいところだ。
ということで、06年登録、ゴンザーガグレー、2リッターのエクスクルーシブが私の元に来た。めでたくアルフィスタとなった。
89年からずっと2or3ドアのクルマを持ち続けてきたが、途絶えなかったな。